食べずにいられない!
数年前まで、パトリッツィオと一緒にレストランを経営していて、訳の分からぬ支払い通知書に何度もため息を漏らしていたから、レストラン経営者の苦労がよく分かる。
この前は、あるオーナーから、こんな愚痴を聞いた。
「2年前まで、モンテリジョーニでレストランをしていた頃は、ゴミ処理代が年間1600ユーロ(約21万円)だったんだ。それが、こっちに引越してきて、店を構えるようになってから、狂ってるよ!昨年は4000ユーロ(52万円)、そして今年は8000ユーロ(104万円)だ! 弁護士を雇って、裁判に臨むことにした」
この手の話を始めると、皆、興奮してきて蒸気が立つ。
「やめときな。
公共機関相手なんて、負けるに決まってるさ」
とパトリッツィオ。
「儲けのないレストランから、山のようなゴミが出るわけ、ないだろ?役所の奴ら、電気代を聞いてきたよ。素直に答えたら、〝電気をこれだけ使っているなら、売上があるってことじゃないですか!”なんて言いやがる。冷凍庫や冷蔵庫はいつも稼働してるし、夜中、防犯のために電気はつけとくさ!全く・・・」
自営業者の間で文句の対象になるのは、ゴミの処理代。
続いて、光熱費の高さや看板などに掛る税金、
そして、保健所やプライバシー何とか???
といった訳の分からない項目の請求書たち。
この時期、事業主は個人所得税を支払う。
私も今日、商工会議所に行って、
支払い内容の確定と支払いを済ませてきた。
今後のシュミレーションのために、ゴミ代、その他、
公共機関への諸々の支払いもしっかり抑えてきた。
パトリッツィオも、彼の案件で打合せを終了。
昼食時に商工会議所を出て、
私達は近くのバールに走り込んだ。
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