街に背を向けて車を20分走らせるだけで、
楽園に到着する。
今日も、ひっそりとした小さな村とレストランを、
パトリッツィオと私で貸切ってしまった。
ここのレストランの名前が付いた前菜の盛り合わせ
「山の幸」そして「海の幸」をそれぞれオーダーし、
発砲した白ワインと一緒に平らげた。
いい感じに酔いが回り、もっと開放されたくて、
自然が溢れる川に向かった。
蝉が鳴いて、
メダカが泳いで、
トンボが飛んで・・・
陽と木陰があって、
風がそよいで、
水の音が響いて・・・
自然の賑わいを肌で感じると、
ますます自由と平和を感じる。
それは、「欲」が薄らぐからかもしれない。

