« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月

2013年7月28日 (日)

ぬるいニャ~

「そろそろ、窓を開けてもいいかな~?」

18時を過ぎると風が吹き始め、
空気がクールダウンしはじめる。

夜通し窓を開けっ放して、
ヒンヤリとした空気を取り込み、
翌朝には窓を閉め、この冷たい空気を閉じ込める。

でも、昼を過ぎると、
部屋の空気が生ぬるくなってくるから、
私は水シャワーを浴び、
ティティちゃんは、濡れたモップを抱きかかえながら、
なんとか、暑さをしのいでいる・・・・

冷房も扇風機もない、14年目の夏です・・・

Img_1875




|

2013年7月26日 (金)

海に行く途中、
見知らぬ街のバールに立ち寄り、朝食をとった。

「ごめんなさいね。今はこれだけしか残ってないの」

一人で沢山のお客をさばき 忙しいにも関わらず、
店の女性は、気持ちを込めて申し訳なさそうに言った。

「じゃあ、俺はチョコレートのコルネット」

「私は、インテグラーレのナッツのパンにするわ。
 そして、カプチーノを2つください」

店の女性は、ショーウインドウからパンをとると、
まずは、パトリッツィオに渡した。

「あらっ、ゴメンなさい!
 本当は女性のほうから渡さなければならないのにね」

「あ~、そんなのいいんです」

そして、カプチーノには、
チョコレートでト音記号を描いてくれた。

通常、朝のバールには男性客が多いが、
ここは女性客で賑わっている。

「最高に親切なバールだな!」

「本当! イタリアでNo 1だわ!」

私達は、お店の空気までも じっくりと味わい、
海に行く時には必ずこのバールに立ち寄る事を決めた。

海に到着すると、駐車場係の若い青年が、
「ボンジョ~ルノ、Ragazzi(ラガッツィ) !」
と挨拶してくる。

Ragazziとは、青少年をさす言葉。

「俺たちに向かって、Ragazziだなんて、嬉しいな!」
とパトリッツィオ。

朝の海はヒンヤリしているけど透明度が高くて美しい。

午後4時を過ぎると、それまでブルーのビー玉のように輝いていた海は銀色へと変わり、その姿にうっとりと心を奪われた。

私は基本的に悲観主義者で、
限界の影を薄らと感じながら生きている。

この素晴らしい海の色は、この瞬間であって、いつもとは限らないし、此処にいつも来れるとも限らない。

私がいつも健康とは限らないし、
パトリッツィオがいつも居てくれるとも限らない・・・

限定期間の中で、今を捉えるから、
全身で「今」を感じたい。

帰りの車の中では、
今日の幸せのボリュームが多すぎて、心におさまらず、
涙となって零れて落ちた。

時々、感性の波が高まると、こういう現象になる。

それを承知のパトリッツィオは、私の膝を軽く撫で、
なんとも穏やかな顔で、運転を続けた。

40代半ばに差し掛かり、
私流、生き方のレシピが分かってきた今日この頃です。

Img_1796


|

2013年7月24日 (水)

旦那思いのシャネルちゃん

久しぶりに、友達のピーノを訪ねた。

彼はウサギと一緒に暮らしている。

シャネルちゃんは真っ白で旦那のフィフィ君は白と黒。

なのに、彼らから生まれた子ウサギは茶色をしている。

ピーノは本気で
(シャネルには、茶色をした浮気ウサギがいる)
と信じている。

そういえば、さっき立ち寄ったバールで、
こんな台詞が書かれたプレートを見た。

 妻は夫を深~く愛する。
 傷つけないように大事に大事に扱う。
 故に・・・友達の旦那を利用する!

Img_1723

Img_1704







|

2013年7月20日 (土)

パトリッツィオのお気軽レシピ 「ガスパチョ」

暑い夏こそ、栄養をつけて元気に過ごしましょう!

パトリッツィオのお気軽料理
今回は、スペインのアンダルシア料理、
「ガスパチョ」の作り方をご紹介です。

皆さんも是非、お試しくださいね!

|

2013年7月19日 (金)

スローフード、スローライフって、こういうこと?

マルチェッロの畑を訪れた。

彼は昔、バスの運転手をしていたが、
定年を迎えてから畑にいそしんでいる。

「キヨミ、もう1時間遅く到着していたら、
 この見事なズッキーニの花が見れないところだったぞ!
 夜に咲き始め、
 暑さを感じると焼けてしまわないように閉じるのさ」

イタリアでは、
丸いズッキーニと細長いズッキーニがある。

見比べてみると、細長いズッキーニの葉は細く、
丸いズッキーニの葉はたっぷりと幅があるから面白い。

「ほら、見てみて! 花の下に実がついているのと、
 付いていないのがあるだろ? 
 実が付くのが、メスの花さ。 
 ズッキーニの花が美味しいのは、
 実をつけないオスのほう。とにかく、旨いんだよ!」

「へ~、知らなかった!」

「今度、裏に住んでいる友達の妹が
 カラブリアからやってくる。その時に、
 かぼちゃの種をもってきてくれるんだ。
 以前もらった、アレッツォ州の種は、
 今ひとつの出来だったけど、
 カラブリア地方のはどうかな?
 この土質との相性が楽しみだよ!

 もらった種は、一つ一つ手にとってみる。
 軽いのは中身がないから捨てて、
 ぎっしり詰まっているのだけ植えるんだ」

ナス、トマト、キュウリ、赤玉ねぎにキャベツ等々
野菜達を観察していると、心に栄養を感じる。

イタリアンパセリをちぎって食べたら、とても柔らかく
リンゴをかじってみると、酸味と甘みのバランスが絶妙で、嬉しさと感動がこみ上げる。

春に咲く杏や桃の花にうっとりし、
季節が移り、その花が見事に甘い実をつける。

毎朝、早起きして畑に水を与え、
今日、収穫できる野菜、そして、
あと3日、1週間後に収穫できそうな野菜を眺めながら、満足感を覚える。

近所の友達から種をもらったり、出来た野菜を分けてあげたり・・・

スローフードって、
ただ、オーガニックの野菜が使われた料理を食べることではなくて、こういう生活から生まれた食生活、

つまり、自然との共存とか、日々の人づき合も含め、
健全な生活習慣から生まれた健康的な食生活のことかな? と感じる今日この頃です。

1




|

2013年7月18日 (木)

お金をかけずに、バカンスする方法

「ちょっくら、行ってきますね~!」

窓からティティちゃんに見送られ、
まだ夜の冷たい空気が漂ううちに散歩に出た。

朝日のシャワーが気持ちいい!

1時間ほど歩き、帰りはバスを拾った。

運転手は、ジージーだ。

「ボンジョ~ルノ、 いい写真 撮れたかい? 
 7時頃、キヨミが向日葵の写真を撮っていた時に
 通過したんだ!」

田舎のバスだから、運転手と乗客は顔見知りになる。

「ジージー、思ったんだけどさ、
 私達、バカンスを他の国で過ごす必要、ないよね! 
 だって、この時期、
 トスカーナは最高に素敵なんだもん!」

「この時期だけじゃないぞ、冬の朝だって、素敵さ。
 霧がかかって、幻想的な世界が広がるんだ…」

お金をかけずにバカンスを手に入れる方法、
それは、朝の散歩です!

1






3


|

2013年7月17日 (水)

食べずにいられない!

数年前まで、パトリッツィオと一緒にレストランを経営していて、訳の分からぬ支払い通知書に何度もため息を漏らしていたから、レストラン経営者の苦労がよく分かる。

この前は、あるオーナーから、こんな愚痴を聞いた。

「2年前まで、モンテリジョーニでレストランをしていた頃は、ゴミ処理代が年間1600ユーロ(約21万円)だったんだ。それが、こっちに引越してきて、店を構えるようになってから、狂ってるよ!昨年は4000ユーロ(52万円)、そして今年は8000ユーロ(104万円)だ! 弁護士を雇って、裁判に臨むことにした」

この手の話を始めると、皆、興奮してきて蒸気が立つ。

「やめときな。
 公共機関相手なんて、負けるに決まってるさ」

とパトリッツィオ。

「儲けのないレストランから、山のようなゴミが出るわけ、ないだろ?役所の奴ら、電気代を聞いてきたよ。素直に答えたら、〝電気をこれだけ使っているなら、売上があるってことじゃないですか!”なんて言いやがる。冷凍庫や冷蔵庫はいつも稼働してるし、夜中、防犯のために電気はつけとくさ!全く・・・」

自営業者の間で文句の対象になるのは、ゴミの処理代。

続いて、光熱費の高さや看板などに掛る税金、
そして、保健所やプライバシー何とか???
といった訳の分からない項目の請求書たち。

この時期、事業主は個人所得税を支払う。

私も今日、商工会議所に行って、
支払い内容の確定と支払いを済ませてきた。

今後のシュミレーションのために、ゴミ代、その他、
公共機関への諸々の支払いもしっかり抑えてきた。

パトリッツィオも、彼の案件で打合せを終了。

昼食時に商工会議所を出て、
私達は近くのバールに走り込んだ。

そして、彼は、甘いものをむさぼり、
私は、メインの肉料理を二人分平らげ、
これまでのストレスを食べることで相殺した!

Img_1445




|

2013年7月16日 (火)

近くの楽園

街に背を向けて車を20分走らせるだけで、
楽園に到着する。

今日も、ひっそりとした小さな村とレストランを、
パトリッツィオと私で貸切ってしまった。

ここのレストランの名前が付いた前菜の盛り合わせ
「山の幸」そして「海の幸」をそれぞれオーダーし、
発砲した白ワインと一緒に平らげた。

いい感じに酔いが回り、もっと開放されたくて、
自然が溢れる川に向かった。

蝉が鳴いて、
メダカが泳いで、
トンボが飛んで・・・

陽と木陰があって、
風がそよいで、
水の音が響いて・・・

自然の賑わいを肌で感じると、
ますます自由と平和を感じる。

それは、「欲」が薄らぐからかもしれない。

Img_1452

Img_1501













|

2013年7月14日 (日)

古い映画は、幸せ空間のお手本です!

川の近くのレストランで、作り手さんと懇親会の食事をすることになっていたけど、先方のおばあさんの様態が悪く、キャンセルになった。

この日は、パトリッツィオと川で日光浴をし、
その後、レストランに行く予定を立てていたけど、
家で過ごすことにした。

「キヨミ、何やってるの?」

パトリッツィオからチャットが入った。

「You Tubeでフルに観られる映画を検索しているの。
 結構、あるのね。
 何か つまみを作って、ワインでも飲みながら観るわ。
 私のお部屋、映画館に早変わりよ!」

「その映画館、いくら? 空席はあるかい?」

「ただよ! 1席だけ、残席あります!」

「よ~し! 19:30には到着するぞ!」

1時間後に、パトリッツィオがやってくる。

幸い、じゃがいもや玉ねぎ、
そして疲れかけた野菜たちが冷蔵庫に眠ってる。

ジャガイモは一口大に切り、
ニンニクとアンチョビを加えてオーブンへ。

昨日準備したパン生地を伸ばし、
玉ねぎとツナを乗せて、これもまたオーブンへ。

皺が増えてきたニンジンやセロリは、
スペルト小麦と一緒に煮込んでスープに・・・

下ごしらえ完了。

火にかけている間、掃除機をかけて、モップをして、
洗濯物を片づけているとパトリッツィオがやってきた。

オーブンで見事に美味しく変身してくれた料理たちと、
コップに注がれたビールを用意し、映画を観た。

最近よく観る古い映画の影響で、
特別、何かを買い揃えるのではなく、
家にあるもので、幸せな空間を作りだす、
という生活スタイルに満足している。

「幸せな空間」

それには、何でもない野菜達を美味しくする方法、
家を掃除することに加え、私自身のお喋りも外せない。

できたら、今日を語る鮮度と、味わいを持たせるための感性が多く含まれているほうが良い。

幸せ空間・・・スローライフを満喫中です!

Spaghetti_032








Spaghetti_010_3




Spaghetti_010


|

2013年7月13日 (土)

ソフィアローレンのひまわり

私のブログに訪れてくださる方の中には、
イタリア語を勉強している人や、
昔、イタリアに住んでいた人が何人もいますね。

そんな方達のために、
ユーチューブでフルヴァージョンが観れるイタリア映画をご紹介。

先日アップしたひまわりの写真で、
ソフィアローレンの主演映画『ひまわり』を連想された方もいることから、この映画をご紹介しましょう。

画面の音声はオリジナルのイタリア語です。

ソフィアローレンが演じるジョバンナは、
ナポリの方言が強いのですが、
一度、日本語で物語のあらすじを御理解いただいてから、この映画を観ると、ところどころのイタリア語が拾えることと思いますよ!

|

2013年7月12日 (金)

私だけに集中してちょうだい!

ティティちゃ~ん! 

取り込んだばかりの洗濯物の上とか、資料の上とか・・

他にも場所が沢山あるのに、ここじゃなきゃダメなの?

1


3

2







|

2013年7月11日 (木)

葡萄はすくすく育ってます!

ここ最近のシエナの天候は、晴れ、一時雨。

今日の気温は29度で、湿度は37%

来週からは快晴で、
湿度は25%と、更に気持ち良い日が訪れる。

この時期、葡萄の房が恐れるのは、カビ。

もし、高温多湿だと、
カビが付着して増殖し、病気になってしまう。

シエナは、夜になるとグッと温度が下がる。

昼夜の温度差は、光合成を促進し、
カラッとした風と、適度な雨の恵みもあって、
葡萄はストレスを感じることなく、
すくすくと安心して育っている!

0



|

2013年7月 9日 (火)

オリーブの里を散策

オリーブオイルの作り手ファンチュッリ農園を訪れると
弟のルイージがオリーブの成育状況を説明してくれた。

「この前、キヨミが来た時は、花が満開だっただろ? 
 今年は豊作だ!なんて、喜んでいたけど、その後、
 やはり、花が陽に焼けちゃって、ご覧のとおり。
 茶色く散って、実までならない部分も多いよ。
 格言のとおりだ。
 4月の花は、収穫に大きな容器を用意しろ!
 5月の花は、味見程度、
 6月の花は、拳大くらいの収穫量か? ってね」

「でも、オリーブの木を沢山所有しているから安心ね。
 ところで、エンリコは、何してるの?」

「あ~、トラクターで作業してるよ。
 ほら、向こうの丘に見えるのがそうさ。行ってみる?」

「行ってみましょう!」

車で向かいの丘に到着。

オリーブ畑には、剪定された枝が路のように敷き詰められ、エンリコは、その道をトラクターで通過しながら、枝を細かく砕いている。

「Ciao エンリコ!悪いわね、作業の邪魔しちゃって」

「いや、いいんだ。
 去年までは、剪定後に枝を燃やしていたけど、
 今年からはダイオキシンの問題で、
 燃やしたらいけないんだと。
 燃やすと、訴えられちまう。現場は色々と面倒だよ」

ヘルメットを外し、一緒にオリーブ畑を散策。

「あそこの3本の木の下に、野兎の巣があるんだ。
 ぴょんぴょん跳ね回っているけど、
 同じ巣にもどってくる。
 今日はトラクターを見るなり、
 エニシダの方に逃げて行ったよ!
 ほら、これがウサギの糞。
 丸いのがオスので、細長いのが、メスのさ。
 乾き具合からいって、
 オスは昨日の、メスのは、今日のだな!」

その後、落ちたツグミの巣に出会ったり、野生のサンジョベーゼの葡萄の樹を見たり、杏をもいで食べたり・・

今まで、オリーブの木の状態を見ていたけど、

こうして散策すると、視界が広がって、
オリーブたちの育った自然環境を肌で感じとれる。

そんなオリーブたちと、人間の働きかけで生まれるオリーブオイル、美味しいはずです!

Img_1260

Img_1254_3









Img_1254_2


|

2013年7月 7日 (日)

散歩が楽しい!

サンジミニャーノの町を歩いていると、
一人のイタリア男がパトリッツィオに近づいてきた。

「すまないが、1ユーロ、恵んでくれないかい?
 財布を持たずに家を出てきちまって、
 トイレにも行けやしねえ。
 分かるだろ?トイレには80セントが必要なんだ・・」

それまでの行楽気分から怪訝な表情に代わりながらも、「しょうがね~な~」と行って小銭を渡す彼。

「昔はタバコをせがむ人を見かけたけど、
 最近はお金をせがんでくるのね・・・
 不況もここまで進んでるのかしら?」

「なんて事ない。奴はただ、1杯のワインを飲みたいのさ。出すんじゃなくて、入れたいんだよ」

(なるほど・・・そういう解釈なのね)

小さな街中にはバールが沢山あり、ある屋外テーブル
から観光客とバリスタの会話が聞こえてきた。

太めのおばさんが
「私は、断固としてビールに溺れて死にたいわ!」
と言い張って、笑っている。

恐らく、ドイツかベルギーの人だ。

時々、私たちの会話でも、このような台詞が登場する。

私は「スパゲッティーの食べ過ぎで、死にたいわ!」といい、パトリッツィオは「ワインをたらふく飲んで、死にたい!」と言い、そんな間抜け加減に笑いが生じる。

町の中心にある広場では、
アマチュアバンドがラッパを鳴らしている。

とっても下手だけど、
その方が かえってしっくりくるから不思議。

私達の最高の遊び
それは、凸凹な感覚の人間が集まった
賑わいある、小さな町の散歩です。

Img_1133


|

2013年7月 6日 (土)

OTAWA 着物でございます!

大家さん、呼び鈴の表札ですが、
私は KIMONOではなく、KIYOMIです・・・

6年以上の付き合いで私の名前、分かっているくせに、
こんな冗談された!


Img_0565

|

型にはまらない イタリアンスタイル

教会での挙式を終えると、新郎新婦と仲間達は、
フォーマルな表情を脱ぎ捨てて、広場に飛び出した。

広場の中心で記念撮影。

太めの女性が、スカートをめくって太ももをさらけ出し、
悩殺ポーズを始めると、それに追随して、男性たちも裾をめくり、素足を見せて、悩殺ポーズを決めている。

気付いたら、新婦はスニーカーだ。

その後、新婦はタバコをくわえて主人のように立ち、
新郎は彼女の前に膝まずいて、許しを乞うポーズをしている。

屈託の無いイタリア人は、舞台そのもの。

この日の広場は、映画のように明るかった。

Img_1211

Img_1212







|

2013年7月 5日 (金)

新鮮なブログのご紹介

もう、1カ月以上も前のこと。

シエナのバス亭でお客様を待っていると、
私の待つ2人の日本人女性の代わりに、
一人の日本人男性が下車し、話しかけてきました。

「二人の日本人女性をお待ちですか?
 彼女達は、少し前に、駅で下車されましたよ!」

「あら!そうでしたか・・・!」

これがきっかけで、2日間、
この男性も加わり、ブルネロやオリーブオイルの作り手を訪問しました。

つい先日、この男性からのメールで、
ブログを始めたことを知りました。

読んでみると、なかなか新鮮で面白いのです!

過去のイタリア旅行から綴りはじめているようで、
シエナの出番は、まだ後になることでしょう。

以下のアドレスをクリックして、皆さまも是非、
イタリア旅行気分をお楽しみください!

http://sosolometa.blog.so-net.ne.jp/

|

2013年7月 3日 (水)

只今、アテンド中

日本から来てくれた友達と、シエナを堪能中。

ヨーロッパ旅行が初めて、という友達のお母様の質問に、パトリッツィオはひねりを加えて即答するものだから、緊張は解け、終いには、彼の目を見て、日本語で話しかけるようになる。

「イタリアでは60歳の誕生日に
  何か特別なことをするのですか?」

「ノー、ノー自分の年を誰にも気づかれないように、
 黙ってるだけです。シーッ!」

・・・・

「私も、イタリア人の真似をして、
 この小さな珈琲に砂糖を沢山入れてみようかしら!
でも、1袋、本当に全部入れちゃって、いいんですか?」

「Si~!僕なんて、スプーン3杯入れますよ。
 なんせ、税金を沢山払ってますからね。 
 苦い人生を送っているから、甘さを補給しないと!」

お母様は、
(ン~)と2~3回、深く頷ずきながら笑っている。

この日は、シエナの名物「パリオ際」を観戦しました。

Img_0934

Img_0809









|

2013年7月 2日 (火)

父さんと夏

父さんの仕事場は、子供にとっての最高の遊び場!

こうして、小さな頃から、
自分の置かれた環境を体で、匂いで、覚えていく。

そして、
この広大な自然と立ち向う術を知る父さんの大きさに、
生まれて初めて「尊敬」という感覚を覚える・・・

Img_0760

Img_0757







|

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »