ありがとう、パトリッツィオ!
遅めに起きた日曜の朝、
パトリッツィオとスカイプでチャットをした。
「よく眠れたかい? それとも、大きくて意地悪なウイルスに追いかけられた夢でも見たかい?」
「ん~、まだ風邪気味なの。あなたに うつしたくないから、来ないでね。2日で治すから」
予想はしてたけど、
買い物袋を持って彼は突然やってきた。
ドアを開けるなり、「オ~!」と吠えて、
ウイルスを切り倒しながら入ってきた。
袋の中には、野菜ジュース、レタス、ニンジン、ジャガイモ、焼きたてのバゲット等々・・・
そして鉢植のバジリコもある。
この前、「季節的に、まだバジリコを見つけるのは無理ね」と言った独り言を覚えていてくれた。
「ありがとう!でも、近くにいるとうつしちゃいそうで、落ち着かないわ」と言うと、彼は部屋の対極に座り、膝の上に置いた架空のコンピュータのキーをたたいては、「ニーッ!」と笑顔を静止させ、また、キーをたたいて、今度はビックリした顔で静止した。
ニコちゃんマークを演じているらしい。
嬉しいな。
純粋に自分のことを思いやってくれる人がいて。
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