ヴィニタリー
ご無沙汰です!
皆様、お元気ですか?
シエナの聖美です。
移動と出張の多い3月でしたが、
4月は、シエナで呼吸を整えます。
先日、イタリアで最大級のワインの試飲会に行ってまいりました。
今年のワイン選びは、「響き」がテーマ。
口中で交響曲が響くような・・・
心に、思い出が響くような・・・
ワインと過ごす日を慈しみ深く思える、そんなワイン探しをしていたところ、自分でもビックリするような出会いがありました。
ワインの産地としては、とてもマイナーな
バジリカータ州。
偶然に迷い込み、「この州は関係ないわ・・・」とアンテナをオフにして通り過ぎようとしたその時、素朴で目立たぬテーブルに、何故か足が向いたのです。
試飲してみると、なかなか美味しく、値段も良心的。
「家族に捨てられた子供、精神的に障害を抱えた170人の少年が修道院で共同生活を営み、そこで作られているワインなんです。儲けを目的としているのではないのです。少年達が自信をつけて、自立に繋がることが目的です」 と説明してくれたのはアントネッロさん。
彼からの誘いを受け、
近々、この施設を訪ねてこようと思います。
心にも響くこちらのワイン、
秋のワインリストで皆様にご紹介です!
お楽しみに。
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