モンタルチーノの女性オーナー
今日は。
キヨミさんの愛猫、ティティです。
今日、キヨミさんはモンタルチーノのワイナリー「MATE/マテ」のオーナー、カンディスに会いに行きました。
カーゼバッセを通り過ぎると、
アンジェロ・ガイヤの蔵「ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ」が現れ、その向かいに「MATE/マテ」 があります。
ブルネロの里、モンタルチーノでは、
猪から葡萄を守るために葡萄畑を電線で囲いますが、
この辺りの畑に張られた電線は、垣根のように幅が厚い。
「チャオ、キヨミ!サンジョヴェーゼは収穫を終えたけど、まだカベルネが収穫を控えているの。1キロほど歩くけど、見に行かない?」
とカンディス。
「喜んで!ねえ、パトリッツィオ、畑に行くわよ!」 と呼びかけると、
「はい、行ってらっしゃい・・・」
予想どおりの答えが返ってくる。
今度はカンディスが旦那に呼びかけます。
「あなた~、畑にいくわよ~!」
すると、彼は
「ヨットだったらどこまでも行くけど、坂の上の畑はゴメンだよ。向かいの畑でも立派な葡萄が見れるじゃないか!」
と、これもまた予想通りの答え。
そんな男共を置き、キヨミさんとカンディスは高台にある畑へと向いました。
桑の木のアーチを抜けると、ひっそり佇む葡萄畑が現れる。
キヨミさんは写真を撮り、カンディスは石を拾うのに夢中です。
「見て、この石!
きっとエトルリア時代のものに違いないわ!」
そう言って集めたレンガ色の石を旦那に見せると、
「ただの石ころさ!」とフェレンクは笑い始め、
彼と一緒にいた農夫も、
「確かに、ただの石だ」とつぶやきます。
すると、カンディスはクルっと向きを変え、
「ただの石野郎!」と小さく口走り、
石を地面に叩きつけながら歩き出す。
その仕草が少女のようで、
年上の女性でも可愛く思えるのです。
作家、ジャーナリストの旦那、フェレンクが書いた本「The Hills of Tuscany」には、そんな彼女がトスカーナで逞しくも可愛く生きる様子が生き生きと描かれています。
さて、ブログをご覧頂いてる方の中には、
「ラベル無しメルロー」 をご存知の方もいらっしゃいますね!
このワインはこちらで作られています。
映像から、この美味しいワインの生まれ故郷をご覧ください。
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