ただ今、進行中・・・
皆さん、今日は
シエナの聖美です。
今年も、搾りたてのオリーブオイル、
美味しいワインのお知らせをする季節となりました。
ただ今、
オリーブ農園では収穫のジャストタイミングを待っている状態です。
私も、皆様へのお知らせの準備を進めております。
このところ、忙しくてブログが更新できていません。
取り急ぎ、昔のイタリア映画の一こまをご紹介です~!
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皆さん、今日は
シエナの聖美です。
今年も、搾りたてのオリーブオイル、
美味しいワインのお知らせをする季節となりました。
ただ今、
オリーブ農園では収穫のジャストタイミングを待っている状態です。
私も、皆様へのお知らせの準備を進めております。
このところ、忙しくてブログが更新できていません。
取り急ぎ、昔のイタリア映画の一こまをご紹介です~!
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今日は。
キヨミさんの愛猫、ティティです。
今日、キヨミさんはモンタルチーノのワイナリー「MATE/マテ」のオーナー、カンディスに会いに行きました。
カーゼバッセを通り過ぎると、
アンジェロ・ガイヤの蔵「ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ」が現れ、その向かいに「MATE/マテ」 があります。
ブルネロの里、モンタルチーノでは、
猪から葡萄を守るために葡萄畑を電線で囲いますが、
この辺りの畑に張られた電線は、垣根のように幅が厚い。
「チャオ、キヨミ!サンジョヴェーゼは収穫を終えたけど、まだカベルネが収穫を控えているの。1キロほど歩くけど、見に行かない?」
とカンディス。
「喜んで!ねえ、パトリッツィオ、畑に行くわよ!」 と呼びかけると、
「はい、行ってらっしゃい・・・」
予想どおりの答えが返ってくる。
今度はカンディスが旦那に呼びかけます。
「あなた~、畑にいくわよ~!」
すると、彼は
「ヨットだったらどこまでも行くけど、坂の上の畑はゴメンだよ。向かいの畑でも立派な葡萄が見れるじゃないか!」
と、これもまた予想通りの答え。
そんな男共を置き、キヨミさんとカンディスは高台にある畑へと向いました。
桑の木のアーチを抜けると、ひっそり佇む葡萄畑が現れる。
キヨミさんは写真を撮り、カンディスは石を拾うのに夢中です。
「見て、この石!
きっとエトルリア時代のものに違いないわ!」
そう言って集めたレンガ色の石を旦那に見せると、
「ただの石ころさ!」とフェレンクは笑い始め、
彼と一緒にいた農夫も、
「確かに、ただの石だ」とつぶやきます。
すると、カンディスはクルっと向きを変え、
「ただの石野郎!」と小さく口走り、
石を地面に叩きつけながら歩き出す。
その仕草が少女のようで、
年上の女性でも可愛く思えるのです。
作家、ジャーナリストの旦那、フェレンクが書いた本「The Hills of Tuscany」には、そんな彼女がトスカーナで逞しくも可愛く生きる様子が生き生きと描かれています。
さて、ブログをご覧頂いてる方の中には、
「ラベル無しメルロー」 をご存知の方もいらっしゃいますね!
このワインはこちらで作られています。
映像から、この美味しいワインの生まれ故郷をご覧ください。
Ciao ciao !
最近、ワインとモードという、
対照的な仕事が交互に入り組んでます。
時には、モードの映像を通じてイタリアを感じてください。
昨日の仕事の様子をアップしました。
(インポータの方、イタリアのお店の方には了承ずみです)
トスカーナはモンタルチーノより、
収穫現場の様子をシリーズにてお伝えします。
(初めての方は、
9月14日の記事に掲載した映像をまずはご覧ください)
東から昇る太陽が葡萄畑に斜めに差し込み、
葡萄をゆっくりと撫でるように回り込むと、
列の反対側の葡萄を照らしてから、西に沈んで行く。
日の光を浴びて成長する葡萄たち。
ゆえに、畑には陰など見当たらないのです。
自然とコラボレーションするということは、
そんな彼らの環境に自らを置くこと。
お喋りだったマッシモやアルフィオはすっかり無口になり、畑にハサミのシャキッ、シャキッという音が響く中、
「あ~、風~」
「お~、雲だ~」という声が漏れたりする。
そして、水の配給があると、
「ん~、やっぱり水が一番旨い!」と絶叫する。
あまりの暑さに感覚が遠くなっても、
大将、エリアの声は逞しく、
「おい、誰だよ!こんな未熟な葡萄、入れ込んだ奴!
頼むぞ、オイ!」
葡萄を厳選することに手抜きは許されません。
昔、シエナの町のワインショップで働いていた頃、
あるお客様から、こんなアプローチを受けました。
「我が研究チームで開発した肥料です。
これがあると、どんな土地でも、野菜がたわわに成るんですよ。是非、イタリアのワイナリーにも勧めてくれませんか?」
話を聞きながら、(何か、違う・・・)と思いました。
自然と人間の魂が宿っているワインで乾杯!
トスカーナはモンタルチーノより、
収穫現場の様子をシリーズにてお伝えします。
(初めての方は、
9月14日の記事に掲載した映像をまずはご覧ください)
心待ちにしていた収穫の日。
霧に包まれたモンタルチーノの町はとても幻想的で、
これから始まる自然と人間のコラボレーションの幕開けを感じさせてくれます。
「キヨミ、モンタルチーノの城壁の手前、スポーツ広場の前にバールがある。そこで待っていてくれ。
仲間が迎えに行くから」
「了解!」
朝の7時半。
指定された場所で待っていると、一台の車が近づいてきました。運転席の男性は、既に知り合いかのような視線で合図を送ります。
「おはようございます!キヨミです。宜しく」
と挨拶すると、
「あんたのことは見たことあるよ!」
と後方席の男性から威勢よい答えが返ってくる。
車の中の2人は、ニーロとアリーディオ。共に75歳。
「途中で若僧をピックアップして農園に向うんだ。
皆で朝食とってスタートさ」
彼らがいう若僧とは、
隣地区の副会長を勤めるマッシモ、43歳。
便乗スタッフを乗せ、
車はコーレルチェート農園へと向います。
農園のオーナー、エリアは43歳。息子に畑を譲った父のレーモは76歳。
息子と父の縁で構成された収穫チームだから、
若僧組(43歳前後)と熟年組(76歳前後)の合計10人。
平均年齢は56才という地元のベテラン農夫に囲まれ、(これは貴重な体験できる)と期待が高まります。
農園の台所に皆が集まると、お互い肩を叩き合って挨拶。
テーブルに置かれたごっついサラミとパンを、
各々がナイフで引きちぎりながら食べる光景は、
これから、狩猟にでも出かけるかのよう。
このサラミは農園の母、ルチアが手がけ、
庭で飼われている鶏も兎も、狩りで射止めた猪も彼女の手によって食卓のメニューに変わります。
彼らの日常生活の一端を目の当たりにすると
(絵に描いたような農家を体験することは出来ても、
正真正銘の農家になることは出来ない)と、
イメージと現実のギャップを感じさせられる。
「さて、行くか!」
エリアの号令と共に、
皆、畑に降り、バケツを持って配置につく。
「まったく、今日も暑いぞ!俺、はっきり覚えてるんだ。この暑さが始まったのは、8月13日。既に1ヶ月以上連続してるってことよ。たまらね~な~!」
と隣地区の副会長。
予報では、今日も38度。
炎天下、8時間作業を続ける覚悟は皆できている。
仲間の呼びかけに応じて集まった収穫チームの結束は、自然同様、逞しく、
そんな気合が葡萄に反映されるかのように、
この農園のワインは、芯のある果実味と、純粋な輝きを帯びています。
さて、次回は収穫作業の様子をお伝えしますね。
In vino veritas
真実はワインの中にある
今日は
キヨミさんの愛猫ティティです。
仕事を終え、
キヨミさんとパトリッツィオはワイン片手に月光浴。
「エリアの畑、今度の水曜日には収穫を終わらすんですって。異例の早さよね。
ブルネロの収穫は本来、10月上旬か9月の下旬なんだけど」とキヨミさん。
「そういえば、昔の農家がどうやって収穫時期を決めたか、知ってる?」
「ん~?」
「鳥だよ。鳥が葡萄をついばむと、
甘くて美味しいよっ!て合図なのさ。
人間より動物のほうが良く分かってるからな」
「なんだか、微笑ましいわね」
「サクランボだって、そうだろ?小さな頃、俺の爺さんが
‘ほら、これは鳥がつついた跡があるからどのサクランボより美味しいぞ!’と言って、手渡してくれたよ」
「それ、本当に食べたの?」
「勿論さ!」
そういえば、6月にエリアの家で食べた美味しい杏。
エリアのお父さんは、
「鳥に食べられちゃう・・・」と苦笑しながら捥いでたっけ。
明日はブルネロの里、モンタルチーノへ行き、
葡萄の収穫の様子を見てきます。
もし、鳥たちのさえずりが聞こえたとしたら、
それは、抗議の声かも!
(ワイナリーの葡萄だけは、我慢して頂戴!)
とメッセージを送ることにします。
次は、ブルネロの収穫の様子をお届けしますね!
CIAO CIAO!
キヨミさんの愛猫、ティティです。
秋晴れのトスカーナ。
今日は、久々にオリーブオイルの作り手を訪れました。
オリーブ畑に向う途中、
トラクターで作業をするエンリコとルイージ兄弟を発見。
「何の作業なの~?」とキヨミさん。
「ヒマワリを刈り取ったとこ。これから堆肥を蒔いて来年の準備をするんだ。次は、小麦」
同じ土壌に、同じ種の植物を育て続けたら、
土から一定の養分が吸い上げられ、
その補填を化学肥料に頼らなければなりません。
無農薬農家は、栄養バランスの調和を図るため、
ヒマワリ→小麦→豆の順で作物を育てるのです。
「悪いわね~仕事中に!」
「いいんだ!さぁ、畑を案内するよ!」
エンリコが車に乗り込み、
300メートル先に広がるオリーブ畑へ移動します。
「今年は暑いね!お陰でオリーブの蠅が発生しなくて済んだよ。
あいつらは37度で消滅するんだ。
もともと、海よりの土地で発生しやすいから、ここでは心配ないんだけどさ、4年のサイクルがあるんだよね。
1年目は大量発生、2年目は普通、3年目は控えめに発生、4年目はなし」
オリーブオイルの作り手は、初夏に発生するオリーブを襲う蠅を恐れます。
この蠅がオリーブの実に卵を産むと、
当然、質が落ちるからです。
「この辺の畑からは量が見込めないや。
でも家の周辺では、沢山成ってるんだよ。
オリーブの木、1本1本に、それぞれ性格があってさ、‘どうして、この木に実がたわわに成ってるのに、3メートル先の木には成らないんだ?’なんて、
俺達でも分からないこと多いよ」
1500年から続くオリーブの専業農家でも、
オリーブを熟知することは出来ません。
「あっちの畑なんてさ、去年、葉が見えないほどに実がぎっしり成ったんだよね。
だから、収穫前にばっさり剪定した。
あれじゃ、質が落ちる。
お陰で、今年は実が少ないけど、来年はバッチリだよ!」
2万本のオリーブの木を抱えるこの農園。
しかし、沢山の木があるからといって、沢山のオリーブオイルが作れるわけではないようです。
辛み成分を帯びたトスカーナの代表品種モライオーロは、成る年と成らない年が交互に巡ってくるし、
そうかと思えば、毎年、安定して成る品種もある。
こっちの畑ではオリーブが実らず、
あっちの畑ではたわわに成ったりする。
また、同じ区画でも、森に面した木には実が成り、
向かい側では陽に焼けてたりする。
正直農家が手がける無農薬のオリーブオイルは、
その年の気象条件、木の生育サイクル、人間の働きかけが構成されたトスカーナの自然の風味を物語ります。
「ほら!野うさぎの糞。これは雄だな!4キロはあるよ!」
「ここっ! この幹で野うさぎが寝てたんだ。形が残ってるよ」
「これは今朝、猪が掘った跡。道路にも足跡が残ってる・・・」
いつ電話しても捕まらない、メールなんて滅多にチェックしない農園の兄弟。
2万本の木に囲まれて毎日を過ごす彼らは、自然を熟知しているようですが、彼らに言わせると、オリーブの木を知り尽くすことは不可能とのこと。
化学肥料を使用すれば、人間がオリーブの木を支配し、毎年安定した味と量を流通に乗せることができるでしょう。
でも、自然の恵みを体に取り入れたいから・・・・
マーケットの畑には縁の薄い、彼らのオリーブオイルと付き合いたい!
10月中旬頃(?)
この農園が手がける搾りたてオリーブオイル発送のお知らせをいたしますね。
乞うご期待!
CIAO CIAO!
キヨミさんの愛猫、ティティです。
朝の5時。
星が微かに輝く早朝、キヨミさんは始発のバスに乗り込み、シエナの街へ向います。
シエナに到着すると、お次はフィレンツェ行きのバスへ。
(これで、一安心!目的地まで順調ね)
バスの揺れに誘われ、うとうと眠りにつくこと30分。
ふと目を開くと、交通の流れがストップしています。
(渋滞?)
暫くして徐行し始めるバス。
前方の乗客につられ、反対車線に目を向けると、
そこには、3台の車が炎に包まれている。
(Oh Dio ! /あぁ、神様!)
火だるまの車から100メートルほど通り過ぎたあたりで、また交通の流れはピタリと止まりました。
ガランとした、反対車線。
と、突然、銃を構えた警官が、窓から身を乗り出し、
叫び声をあげながら猛スピードで走行していきます。
「言ったとおりだ!」
「燃えてた車、玉突き事故じゃないぞ。衝突してないのに、炎上してるんだ!」
「何か変だ!」
「どうして救急車が来なくて、パトカーが続々到着するんだよ!」
パトカーの数は増え続け、
上空ではヘリコプターが低空飛行している。
「神父さま、どうやら、天使の仕業の事故ではないようなのです。何か、重大なことのように思われます」
伝道師の服をまとった老父はそう言って携帯を切ると、
今度は乗客に向かい
「私は外に出ますよ。このバスも危ないかもしれん」
と言って席を立ちました。
キヨミさんも、インポータの方が待つホテルに連絡を入れ、事情を説明します。
「すみません。予定の電車を逃しました。とりあえず、
フィレンツェに到着したら連絡をいれますので・・・」
2時間を経過したところで、やっと、交通は流れ出し、
行く先では、他にも焼けた車が放置された現場を通過します。
「まるで、映画だな・・・」
「銀行強盗。10人グループで現金輸送車を襲ったらしい」
バスの中の乗客が、携帯から得たニュースを読み上げます。
テロではないと分かっただけでも、安心。
フィレンツェに到着し、自動券売機でチケットを買い直すと出発まで僅か1分。
電車に飛び乗ると同時に、ユーロスターは出発しました。
(ラッキー!)
インポータの方と落ち合い、買い付けに同行しますが、
決済の段階になって、店のホストコンピュータがダウン。
「あと数分で復帰しますから」
この言葉を信じ、何度も店に戻りますが、
一向に状況は変わりません。
この日、課題を残したまま現場を去りました。
進行スケジュールを組んでも、絶対、そのとおりには流れない。
トラブルが起きるたびに、(さぁ、どうする?)と迫られる。
夜の9時半。
シエナの駅に到着すると、
キヨミさんはパトリッツィオに連絡を入れます。
「今、シエナの駅に着いたわ」
「お~、迎えに行くから待ってろ!」
彼が駅に到着するまで20分。
閉りかけた駅のバールで缶ビールを買い、
ベンチに腰掛、足を放り投げてビールをがぶ飲みする。
「やっぱり、ビールでしょ!」
熱く過ごした日のビールは、
擦り切れた神経にまで美味しさが染み渡ります。
今日は
キヨミさんの愛猫、ティティです。
「パトリッツィオ、ちょっと大変!
来週の火曜日、イタリア全土でストライキなのね!
日本から来るインポータの方のアテンド日と重なってるのよ。昨日、国鉄の窓口でチケット買った時に一言、
えてくれればいいものの・・・・頭に来るわ!」
こんな時は決まって、
キヨミさんはパトリッツィオに不満をぶつけます。
「訪問先の受付いわく、
当日、バスの運転手によって、走る便と走らない便があるんですって。1時間に1本しか走らない便なのよ!
運転手にかけてられないでしょ!」
「おいキヨミ、頼むから声のトーンを下げてくれよ」
パトリッツィオは、困った様子でキヨミさんの攻撃弾を受けてます。
「はけ口がないと、やってられないわよ!
シエナの国鉄のインフォメーションに電話したら、
電話に応答した男性は、ストライキのことをまだ知らなの!
背後で、同僚が9時~17時だ~って叫んでいる始末。
昨日買った電車の切符、払い戻しの情報も教えてくれないんだから」
「よし、当日は俺が車出すから、安心しろ!」
とパトリッツィオ。
「ありがとう。でもね、私が頭にくるのは、ストライキの件だけじゃないの。
ここ数日、いろいろと確認事項を交わしているけど、
イタリア人ったら、以前、交わした話をコロッと忘れて、今度はまた違うことを言い出す。
日本のインポータの方に、そんなことは通用しないでしょ?そこへきて、このストライキ。
だから、不満が漏れちゃうのよ!
それに、日本では台風が近づいて、
飛行機の発着に影響があるかもしれないし・・・・」
すると、パトリッツィオは落ち着き払ってキヨミさんにアドバイス。
「キヨミ。日本のインポータの方にイタリアの長所を伝えてほしい。
~日本には、台風や洪水が不意に訪れますが、イタリアにはありませんので、ご安心下さい。
ただ、不意にストライキが訪れるだけです」
「・・・・」
晴天の広がる名醸地トスカーナにて
葡萄の収穫がいよいよスタート。
「初めて収穫した時は、15歳にも満たなかったよ」
そう語るのは、
モンテプルチャーノ村に住むジョバンニさん 77歳。
「当時は、色々と大変だったさ。
荷台を引くにも動物を使ったし、今のように畑が均等に整備されているわけじゃないから、体力を使ったよ。
雨に降られると、これまた葡萄を入れるカゴが泥でズッシリ思くてね~。それに比べりゃ、今では、機械のお陰で随分楽になったさ。」
流行も年齢も関係ない。
この時期に葡萄の収穫はいつもの通りにやってきて、若い世代に受け継がれていきます。
「伝統的な方法の収穫をしてるもんだから、
まるでスポーツみたいだよ」
将来、エノロゴになりたいという16歳のアンドレア君は、この時期、葡萄畑で経験を積みます。
「お小遣いを稼ぐためでもあるけど、それ以上に、
興味ある世界を体験で知れることが面白いよ」
また、大学で情報通信学科を受講するセネガル人、
ベルナルドさんは、稼ぎの必要から収穫をしています。
「収入はワイナリーによりますが、時給6~8ユーロ。
だいたい2週間から1ヶ月の期間労働。
もし大規模農園を抱える大手で働けることになったら、生活費が稼げます。筋肉痛を感じながら朝早く起きるのは辛いですけど、
自然にいられるこの仕事は健康的で好きです。
葡萄の収穫を通じて沢山の人と知り合えました。
イタリア人も外人も、分け隔てなく喋って、歌って・・・
兄弟のように仲良くなれるんです」
LA NAZIONE 2011年9月1日の記事より
テクノロジーが発達しても、やはり収穫作業の主役は人間の手。
ワインを飲んで楽しい気分になれるのは、葡萄を摘んだ人の思いがグラスから放たれるからでしょうか?
今日も明日も快晴。
トスカーナの葡萄畑には、それぞれの思いが奏でられます。