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2011年8月14日 (日)

児玉龍彦先生 8月12日の記者会見

今日は

キヨミさんの愛猫、ティティです。

今日からイタリア全土は夏季ヴァカンスに突入。

アクアボッラ食堂は他県から訪れるイタリア人で賑わいます。

1日の疲れをごまかし、最後のオーダーを仕上げると、
僅かに残る体内充電が切れぬうち、
チャチャッと厨房を片づけ、
火照った体を覚ましに夜風を求める。

23時を過ぎたというのに、
パトリッツィオと彼の友人達は
ワイン片手に議論で盛り上がっています。

「中世の頃は、俺たちも先端を行ってたんだけどな
政治、銀行、それに病院だろ・・・」

「今度はアメリカに替わって中国かい?」

「情報通信が発達して、あっちこっちで経済の陥没が激しく起きてるけど、もうそろそろ、根本的な変化があってもいいかもな?
ごく少数の民が世界の資源を湯水のように使い、大半の民は飢えている。それは正しいとは言えないだろ?」

ガブリエーレがギターを弾き始める。

黄金時代のアメリカに夢を託す、60年代の歌。

皆で歌っては次の話題にへとチャンネルが変わり、
夜は更けていくのに、テーブルはますます冴えていく。

ベルルスコーニのこと
最近訪れた土地で見聞きしたこと、
自分の畑で育てている植物のこと、
建前をまとい、時間に管理される都会生活者と田舎に生きる人間の違いなどなど・・・ 

ワインを飲みほしながら、
それぞれが好き勝手に、熱く意見を叩きつける。

以前、パトリッツィオから
「キヨミは食べることばかり考えている。
日本人はそうなのかい?」と聞かれたことがあります。

生理的欲求を構成する食欲・性欲・睡眠欲。

確かに、これらのキーワードを絡めると、ビジネスになりやすく、
日本人といる分には、話題を共有できるかもしれません。

他にも、安全への欲求社会からはみ出したくないという社会的欲求自我欲求・・・

気がつくと、自己の欲求を充たすため、関係ありそうな話題だけを取り入れ、社会について思考をめぐらす、ということに欠落した自分に気付く今日この頃。

アカデミックに構えることなく、
ワインをつまみに、自分が感じる社会を語るイタリア人。

最近、仕事で体が疲れていても、何故か頭の中は興奮していて、何かを捜し求めている。

そんな中、8月12日に行われた児玉龍彦先生の記者会見の模様を見て刺激を受けました。

社会的な観点をしっかりともった方の意見。

こちらのサイトから無料で視聴できます。

http://www.videonews.com/

2011年8月12日 プレスクラブ
赤文字で書かれた無料放送中の隣、
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