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2011年4月15日 (金)

幸せはじけるポップコーン

皆さん、今日は

キヨミさんの愛猫、ティティです。

「はい、ど~ぞ!」

熱々ポップコーンが盛られたお皿をテーブルに載せると、皆は大喜び。

「ワ~ォ、ポップコーン!」

「キヨミ、ありがとう!」

「俺達を過保護しすぎじゃないか~?!」

この日、外のテーブルで気持ちよさそうに午後を過ごすのは、パトリッツィオと彼の友達ピーノ、そしてガブリエーレです。

ピーノがポップコーンを口に頬張るやいなや、
携帯が鳴りました。

「もしもし・・・・・お~!元気か?・・・・
俺? 今、パトリッツィオのとこ。
ガブリエーレのギターで歌って、キヨミがポップコーン作ってくれて、友達とワイン飲みながら過ごしているのさ!これで分かるだろう?
俺がどんなに元気かってことが!・・・・」

そんな彼らの隣テーブルに座って車の教本と睨めっこしているダリオ。

お皿に手の届かぬ距離にいるキヨミさんを気遣い、
ポップコーンのお皿をもって、キヨミさんの席までやってきました。

「ありがとう、ダリオ。私は作っている最中に沢山つまみ食いしたからいいの。皆で食べて頂戴」

(こんな時、ポップコーンが喜ばれるかな?)
と友達の喜ぶ姿を想像すること。

ささやかな行為に、感謝されること。

(キヨミがポップコーンに手が届かないんじゃないか?)
と気付かぬところで誰かが自分を思ってくれること・・・・・

なんて豊かな時間を過ごしているんだろう!

昔、仕事の関係でご一緒させていただいた方は、
自分の自慢と他者の批判をよく口にしていました。

この方と高級レストランで食事をしましたが、
折角の美味しい料理に感動する気持ちが失せ、
ストレスで満たされた胃は、心の消化不良を起こします。

お金がかかっているのに、豊かさが感じられない空間がある。

しかし、ポップコーン一つで豊かさを感じられる空間もある。

相手の職業、肩書き、身につけているブランド品、容姿、生活環境などなど・・・
目に映るものや社会的評価を取り除き、
目に見えない「心の交流」に注意しながら今を感じてみる。

すると、庶民的で、誰でも頬張ることのできる豊かさが、意外にも身の回りに存在しているのです!

棚の隅に忘れられているポップコーン。

地味ですが、それがはじけると、美味しさが味わえます!

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