三寒四温
Ciao ciao !
Kiyomiさんの愛猫、ティティです。
ここ最近、kiyomiさんはバタバタと過ごしてきましたが、
ようやく、落ち着いてきたようです。
「パトリッツィオ、ゴメンね~。
忙しいとどうしても、性格がきつくなるわ。
間違えたら面倒なことになる、って緊張して臨むことが続くでしょ。
そうなると、固くなるの」とkiyomiさん。
「だったら、柔軟剤で頭を洗った後は、蜂蜜で全身マッサージだな!」
本来、癇癪もちだった彼。
皺が深みを増すと同時に、寛容も深まり、
ますます、人間性の厚みを感じます。
「この前、ダリオに攻撃的になったけど、ダリオは悪くないって、分かってるの。状況がそうさせるのよ。
私、日本での帰省中、両親の元で子供に返った生活に浸れたじゃない?
楽だった~!
その余韻をまとってシエナに戻ったら、沢山の仕事が待っていた。
日本の役所が分析表を読み間違えて、ワインが通関できなかったり、新たにワインを輸出したり、その他新規分野での商談準備に追われたり・・・・
一時的に、自分のキャパを越えてたけど、無理にエンジンかけてたの。
そんな時、あなたに癒してほしかった。
そうしたら、(また、頑張るか!)って、元気が湧くものなのよ。
それなのに、あなたの脇には、24歳にもなるダリオがピッタリとくっついているじゃない?
(父さん、父さん・・・)って、絶えず質問を続けてはあなたとコミュニケーションを執拗に取りたがっている。
私が切羽詰った時、
あなたに包んでもらって一息つきたかったのに、
そんな隙間をダリオに占領された気分だったの。
(一人で頑張らなければ)って進んできたけど、
気がつくと、攻撃的になっている。
仕事でも、プライベートでも、人間的なエッセンスが欠けていく自分に、気付いたわ」
仕事が落ち着いた今、
胸のうちをパトリッツィオに伝えると、
心に積もった雪がとけていくようで、軽やかな気分になります。
「はい、お待ちどうさま!」
丁度そのとき、ダリオがお皿をもって、厨房から降りてきました。
「ワ~!トマトソースのスパゲッティに目玉焼きとモッツァレラチーズの盛り合わせ!」
「ヘヘヘ・・・」と照れるダリオ。
Kiyomiさんが忙しいときは、まかないを担当する彼。
最近ではその腕前も上がり、彼のファンタジーがお皿に描かれます。
「本当に美味しいね!ダリオ、ありがとう!」
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