師走
お久しぶりです。
愛猫のティティです。
今週はインポータの方からの輸入依頼がいくつか重なり、kiyomiさんは落ち着きません。
そこで仕事に勤しむと思いきや・・・?
kiyomiさんは猫の家へと向います。
猫の家に到着すると、
そこには教員を務めるチンツィアがいました。
「あら、kiyomi。どう、調子は?」
「忙しいの。だから、ここに来たくなるのよ」
「私もよ。仕事頭から開放されたくて、つい、ここに逃げ込んでしまうわ。そうそう、このチビ猫ちゃんだけは触らないでね。ウイルスがあるのよ。何も食べないってことは・・・残念だけど、駄目かも」
チビ猫ちゃんの隣の檻には、顔の大きい雄猫、「兄さん」が後ろ足の手術を経てリハビリ中。
兄さんを撫でている間中、チビ猫ちゃんはkiyomiさんを執拗に見つめながら「ミャッ・・・ミャッ・・・ 」と何かを訴えます。
「ごめんね、アンタちゃんのこと、触れないのよ」
「ミャッ・・・ミャッ・・・ 」
後日、このチビ猫ちゃんの行く末を見るのを恐れながら、猫の家のドアを開け、チビ猫ちゃんの部屋を覗くと、トイレに塊が。
(もしかして、お通じがあったのかしら?)
丁度、そこにマリアアンジェラが入ってきました。
「ねえ、マリアアンジェラ、ちょっと見て!あれ、ウンチじゃない?」
パッと表情に明るさを灯した彼女は扉を開け、
チビ猫ちゃんの背中を大きく撫でながら、
「偉いわね~、偉いわね~」と褒めまくると、それに応えるように、「グル~、グル~」と体を鳴らしながら餌をなめ始めました。
「ワ~ッ!」
その後、チビ猫ちゃんは普通の餌を食べるようになり、元気に育っています。
猫の家でエネルギーを充電し、
新たな気持ちでパソコンに向うkiyomiさん。
以前、お母さんの口からこぼれた、こんな台詞を思い出します。
「聖美、忙しいという字は、心を失う、と書くのよ。
そうなったら、生き心地がしないわね」
日本にいた頃、仕事には、ノンストップの特急便モードで臨んでいましたが、イタリアでは、寄り道ありのスローライフ、準急便。結構、味わいあるコミュニケーションが楽しめます。
これから師走に入りますが、
心を失うことなく、潤いある生活を送るよう心がけたい、と思う今日この頃です。
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