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2010年10月

2010年10月29日 (金)

搾りたてッ!

今日は

愛猫のティティです。

南トスカーナのモンテプルチャーノの町より、
メローニ農園のオリーブオイルが到着しました。

今年も、生き生きと輝くエメラルドグリーン。

口に含んだ瞬間に、グッとした辛みとトロミを感じますが、その後、スーッと口中に馴染み、
アーティチョークのような青々したオリーブの香りが心地よく続きます。

このメローニ農園のオリーブオイルのみをご希望された方には、次々と発送しております。
到着まで、2週間ほどお待ちくださいませ。

一方、シエナの町近郊にあるファンチュッリ農園からは、来週の半ばに納品される予定です。

ファンチュッリ農園には、約40種類のオリーブの樹があり、それらをブレンドしてオリーブオイル作られますが、
5種類のオリーブ種で、ブレンド率約80パーセントを占めます。

収穫期を早く迎えるのは、
コレッジョーロ種やレッチーノ種。

この2種を搾ってオリーブオイルになったものを試食させていただきましたが、充分に辛味を感じるものの、
作り手いわく、これではまだ軽系とのこと。

これに、一歩遅れて収穫時期を迎えるモライオーロ種が加わると、トスカーナのオリーブオイル特有のコクと辛味ある仕上がり感になります。

オリーブオイルをご注文くださいました皆様への発送は1145日の予定です。

楽しみにお待ち下さい!

そして、このブログを見てご注文を希望される方、

kiyomisiena@libero.it までお便りくださいませ。

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2010年10月24日 (日)

想像の秋

今日は

愛猫のティティです。

Kiyomiさんはピアノのレッスンの為
エリーナを訪れました。

「あら、素敵な絵葉書ね」

譜面台の脇には趣ある絵葉書が置かれています。

「旦那がね、私に気づかれないようにこっそりとネットでオーダーしてくれたの。私の生まれ育ったキエフの町の絵葉書。1959年と書かれてるから、私が生まれる前の様子よ」

1枚、1枚めくりながら、
この大通りの樹は背丈が高くなったこと、
この銅像は今では崩壊されてしまったこと、
よく散歩した公園などなど、
息を弾ませて故郷の説明をしてくれるエリーナ。

「ピアノを弾く前に、絵葉書をパラパラ、って眺めるの。その時の気分で1枚選び、あかたも私がそこにいるような幻想に浸りながらピアノに向うのよ。パリの喫茶店の絵葉書もあるのよ!」

彼女の想像力の世界に惹き込まれます。

軽いお喋りの後、kiyomiさんが弾いた曲は、リストのロマンス。

http://www.youtube.com/watch?v=2V8LMATSF_8

後半からの左手の粒が揃わず、ドタバタしたイメージになってしまいます。

kiyomi、どのくらい練習できるの?」

「レストランにいる間にちょっと練習してるわ。
ランチとディナーの合間にね。
でも、バールに人が入ってくる気配を感じると、お客様を意識して慣れた曲を弾き始めるの。
同じフレーズの反復練習を聞かせるわけにはいかないじゃない?」

「そうね・・・。家に、電子ピアノある?」

「あるわ」

「それだったら、夜、音を出さないで練習してみて」

「音無しで?ヘッドフォンも使わないってこと?」

「そう。音を聞かないで、想像力で練習するの。
鍵盤を一つ一つ強く抑えながらフォームを覚えるのよ。
遠慮なく強く叩いていいのよ。
私がキエフに居た頃はアパート住まいだから、近所迷惑を考えて、よくこの方法で練習したわ。楽しいわよ!」

かつてショパンコンクールに出場したエリーナ。
自宅では電子ピアノで練習していたとは、驚きです。

昔、ショパンコンクールで優勝したベトナム人ピアニストのダン・タイ・ソンはベトナム戦争中、疎開先で紙の鍵盤で練習していた、という話を思い出しました。

Kiyomiさんは音大を目指した時期がありましたが、
その時、先生に言われたことは、

「希望校を卒業している先生3人について、それぞれに推薦状を書いてもらいましょう。
できれば、グランドピアノがあったほうがいいんだけどね・・・」などなど、非現実的な条件ばかり。

何かの条件が揃わなくても、
想像力を働かせて工夫したら、
豊かに実力を身につけることが出来る。

この秋、あれこれと想像を巡らせながら、
潤いある生活を楽しみましょうか!
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2010年10月22日 (金)

オリーブの収穫 近況報告

今日は

愛猫のティティです。

今、トスカーナのオリーブ農園はバッタバタと大忙し。

「もしもし、ルイージ?kiyomiです。あのね」と言いかけると、「ごめん、kiyomi。後で電話するから」と小声で応え、
ツーツーツーという回線の切れた音だけが残されます。

その後、30分経過して電話しても、晩御飯時に電話しても彼は携帯には応答しません。

翌日、高齢のお母様が住む自宅に電話をしてみると、

「あら、kiyomiさん。元気ですか?ルイージと話たいんでしょ。ちょっと待ってね。
(ルイ~ジ~、ルイ~ジ~!)
今、ここに居ないみたいだけど、私が必ず電話させますからね。安心して頂戴」とはっきりした応答。

お母様の押しは強い!

いつものように、5分も経たないうちに、ルイージから電話がかかってきました。

「ゴメン、kiyomi。昨日はちょっと会話しにくい場所にいたんだ。今、オリーブ収穫の件で色々あって・・・分かるでしょ?」

「分かるわ。夜、掛けなおす?」

「いや、今、話せるから大丈夫」

「来週、私も収穫に行くわね。日本人で何人か興味がある人がいるから、彼らと一緒にタクシーで行くわ」

「了解!もし雨が降ったら収穫作業はできないけど、そうなったら農園を案内するよ。今朝も霧がかかっていたから10時までは収穫できなかったんだ。濡れたオリーブに触れると、痛むからね」

さて、モンテプルチャーノの作り手も気になります。

早速、ルチャーノに電話をしてみると、やはり彼も携帯に応答せず、自宅の電話には奥様のローザが出ました。

「あら、kiyomi、久しぶり!ルチャーノ、今、ここにいないけど、必ず、電話させるから」

その後、ルチャーノから電話があり、モンテプルチャーノでは着々と収穫が進み、来週半ばには瓶詰めして納品してくれるとのこと。

ワインとは対照的に、オリーブオイルは収穫してから出来上がるまでの工程が短時間。

それ故に、瓶のふたを開けた瞬間、濃厚でフレッシュなオリーブ香と共に、農園の賑やかなお喋りも飛び出してきそうな、そんなトスカーナ農家のオリーブオイルはまもなくアクアボッラに到着です。

搾りたてのオリーブオイル、ご注文をご希望の方、

kiyomisiena@libero.it までご連絡下さい!

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2010年10月18日 (月)

秋冬は部屋の掃除から

今日は

愛猫のティティです。

観光シーズンが過ぎ去り、
秋の深まりと共にアクアボッラに静けさが訪れました。

仕事を終え深夜に帰宅した春~夏に比べると、
これから暫くの間は家での自由時間を楽しめそうです。

まずは部屋を片付け、精神統一。

洗面所の床を隅々まで磨き、流し台にこびり付いてしまった水垢を取り除き、収納の誇りを取り除いた後は
デリケート素材の洋服を丁寧に手洗い。

すると、今度は洋服の収納を整理したくなるし、
カーテンや布団まで洗いたくなってしまう。

いつものことですが、
何かに着手すると、そこから新たなものが見え始め、
やることは絶えず広がっていくのです。

それは、読書や勉強、ピアノの練習などなど、全てに言えることで、一つを学べば他のことも知りたくなる
そうして
登りつめた好奇心を、誰かにお喋りするのはとても楽しい!

だから、片付いた部屋には、
美味しいワインもストックしておきましょう。

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2010年10月13日 (水)

ワインの仕入れ

今日は

愛猫のティティです。

先日仕入れたばかりのワインがもう底をついてしまいました。

早速、モンタルチーノ村へ仕入れに向かいます。

緩やかなカーブが続く砂利道を運転するパトリッツィオ。

ふと何かに気づき、ブレーキを踏んでバックし始めます。

「ちょっと待ってな~、今、面白いもの見せてやる」

「なに、何?」

「ほら!」

指差された人家の方角を見ると、
その門前では堂々とキジが歩いています。

「あいつら、‘森中に潜んでいると討たれるけど、人間の家の前にいれば、安全だ!’って言ってるみたいだな」

「身近に見ると、こんな大きいのね!」

キジに挨拶をして小さな村に入ると、
売家の看板の上で、猫が気持ちよさそうに昼寝をしています。

「あの家、猫付、ってことだな!」

モンタルチーノに近づくと、羊の群れが現れました。

「ねえ、車止めて!写真とってくる」

「おいおい、あの番犬にけしかけられるぞ!」

・・・・・・

ノンビリ走行すること1時間。

モンタルチーノに着く頃には、温泉にでも浸ったかのように気持ちが浄化されます。

カーゼバッセ、アンジェロガイアなどの有名ワイナリーを通り抜けると、目的地のワイナリーMate に到着。

「ようこそ、いらっしゃい!」

小高い丘に建てられた上階の窓から、作家の旦那様がひょっこり顔を覗かせます。

「チャオ チャオ!
またワイン飲みながら書いているんですか~」

「まあね!」

モンタルチーノを一望できるこの環境で、ロマンスでも書いているのかと思いきや、彼が手がけているのは、
近年、世界各国で起きた事件について。

温厚でユーモラスな彼を見ると、ついつい、
元ジャーナリストだということを忘れてしまいます。

眼下に広がる雄大な葡萄畑、そして奥様が手がけるワインを飲みながらの執筆とは、何と人生を謳歌していることでしょう!

この日のトスカーナは曇り。

仕入れ風景アルバムをご紹介です。
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2010年10月 9日 (土)

トスカーナ 晴天なり!

今日は

Kiyomiさんの愛猫のティティです。

Kiyomiさんはワインの発送を終えると厨房に直行!

明日の予約客、44人分の仕込みに取り掛ります。

「よしッ 後はグツグツ煮込むだけ!」

背中を丸めて料理に集中し続けること4時間。

背筋を伸ばして1階に下りると、ピーノとガブリエーレが秋晴れの空の下でワインを楽しんでいます。

「オ~ィ、kiyomiさん、お元気?」とピーノ。

「ちょっとヘトヘト。何だかやることが沢山あるのよ」

「イタリア統一運動のリーダー、ガリバルディは1000人の兵士を率いて、寝る暇も惜しんだんだ!それに比べるとkiyomiのヘトヘトなんて、大したことないない!
ところで、何を仕込んでるの?」

変わり者ピーノの問いに素早く答えたのは、パトリッツィオ。

「リッボリータ~、猪の煮込み~、ウサギの煮込みエトルリア風~」

(あ~っ、言っちゃった・・・)

ウサギと一緒に暮らすピーノにとって、ウサギ料理の話題は禁句。

ピーノの緩んだ表情は強面に変わってしまいました。

「ウサギは神聖な動物だ!食べちゃあかん!」

そんな抗議にパトリッツィオは冷静に反応します。

「偽者だよ。ウサギのようで実は猫だ」

そうパトリッツィオがフォローすると、
今度は、kiyomiさんが抗議。

「ちょっと、よしてよ。猫は家族よ。食べ物じゃないんだから!」

すると、今度はダリオがフォローにまわります。

「あの~、猫ではないです。実は犬です・・・」

「ねえ、冗談はさておいてさ、エトルリアの時代には、どんな野菜があったのかしら?
レシピに従って作ってみたものの、44人分を兎の肉だけでまかなうと、コストが高いわ。何か野菜を入れてボリュームださないと採算が合わない。
勿論、トマトなんて紀元前には無いわけだし・・・・」

「そうだな~?」

Kiyomiさんの質問にあれこれ意見を出し合っていると、ガブリエーレが嬉しそうに遠くを指差し、呟きます。

「なんて綺麗なんだ。
くもの巣に陽が反射して虹色に輝いているよ」

「どこどこ?」 

「ほら、あの2つ目のくもの巣の端のほう」

「お~、アクアボッラの蜘蛛は芸術家だな!」

グラス一杯とたわいの無いお喋りが、
今まで切羽詰まった仕事のリズムをモデラートしてくれる、そんな気持ちのよい時間が流れるトスカーナは、
今日も秋晴れです!

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2010年10月 5日 (火)

イタリアの社会ニュース

Ciao ciao!

皆さん、今日は

kiyomiさんの愛猫、ティティです。

「ねえ、パトリッツィオ。そろそろブログを更新しなくっちゃ!それにしても、あなたとの喧嘩にすっかり無沙汰しているから、熱い思いを叩きつけるような迫った記事が書けなくて困っちゃうわ」

「お~、何だったら、喧嘩のきっかけつくるぞ!」

とボクサーのように拳を構え、体を左右に揺さぶるパトリッツィオ。

「冗談はさておき、イタリアの社会面で取り上げられるニュースとかも掲載してみたら?
パキスタンの家庭内殺人とか・・・」

「なるほどね」

ここ15年の間、イタリアではパキスタンからの移民が増えてきました。
とはいっても、その数はイギリスの10分の1程です。

昨日起こった北イタリアでの事件とは、
20歳になる娘が親の決めた婚約者(従兄弟)との結婚を拒んだため、父親が逆上。
襲い掛かる父親から娘をかばった母親は、レンガで頭を打たれ命を失いました。
その後、19歳の弟が姉を襲い、20歳の娘は意識不明の重体です。

イタリアのパキスタン大使のコメントによりますと、
イスラム教徒であるパキスタンでは、子供が生まれた時から、親は従兄弟との結婚を計画し、女性の婚期は13歳から20歳、男性は20歳から25歳とのこと。

早婚の理由は、この国の平均寿命が65歳とされているからだそうです。

パキスタン人が移民としてイタリアに渡る際、
彼らはイタリア語が分からず母国の文化、習慣を持ち込んだままイタリアで生活することになります。
しかし、彼らの子供達は、イタリア人と共に学校で学び、イタリア人同様の習慣を身につけ、その結果、恋愛相手もイタリア人であることはごく自然な現象です。

一族の血統を維持することよりも、個人の自由を求める2世と親の世代に亀裂が生じ、今回のような‘文化殺人’が報道されるようになりました。

先日、kiyomiさんの友人、ミャンマー出身のジージーがイタリア人男性と結婚しましたが、
彼女のお母様は、ミャンマーの男性との結婚を強く望んでおり、西洋人との結婚を恥ずかしく感じています。

そんな世界の文化事情が交じり合うイタリアにて、
日本は非常に高く評価されています。

「日本は素晴らしい国だと思う。
第2次世界大戦後、よくここまで進化を遂げたよね。
国際社会第一線を行っているのに礼儀正しい。
そして伝統も共存している。尊敬するよ」

Kiyomiさんの友人、アリアンナと同じ職場で働くニーノは大の日本ファン。日本人作家の小説を読みこなし、日本人ミュージシャンの音楽を好みます。

確かに、今の日本には、文化・習慣に強制されながら生きる、という束縛はありません。

各々が自由な思想と共に生活を営むことができます。

そして、農耕民族であった頃からの一致団結して力を発揮するという国民性や、自然を愛でる繊細な心、伝統祭り、冠婚葬祭に見られる儀式などなど・・・伝統とも共存し、それは外国人にとって魅力的に映るのです。

今まで新聞を読まずに過ごしてきましたが、こういう情報を元に相手、そして自らの立場を考えてみることも、内面の豊かさに繋がるのかな?と気付かされる今日この頃です。

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2010年10月 1日 (金)

美味しいイタリア お届けです

Ciao ciao!

皆さん、今日は

いつも大変お世話になっております。

トスカーナ州、シエナ在住の大多和聖美(おおたわ きよみ)です。

今年も、「美味しいイタリア」をご紹介する季節がやってまいりました。

トスカーナではオリーブの収穫がまもなく始まります。

搾りたてのオリーブオイルは、11月上旬から発送スタート!

【秋の味覚セット 送料込で15,000円】

(セット内容)

・ブルネロ2004を含む 美味しいワイン4本

・搾りたてのオリーブオイル ノンフィルタータイプ 2

5年熟成 パルミジャーノチーズ 約250グラム

同じご住所に2セットをまとめてお送りしますと更にお得。

オリーブオイルセット、新しく入荷したワインリストもございます。

当店を御ひいきいただいているお客様には、案内を発送しておりますが、まだ、お手元に案内が届いていない方、そして、ブログを見て、興味がある方、どうぞ、お気軽にご連絡くださいませ。

メールアドレス kiyomisiena@libero.it (大多和 聖美)

お便り、お待ちしております!

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5年熟成もののパルミジャーノ

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今年の冬から春にかけて行われた試飲会で美味しいワインを選びました

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家族経営のオリーブオイル農園では、ラベル貼りも手作業です

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