猫と音楽
今日は
ティティです。
近くで開催されていたゴーカードのイヴェント終了と共に、アクアボッラには、平常なリズムが戻りました。
今までの疲れがとれたところで、
早速、猫の家に向います。
一匹ずつ入れられた檻の扉を開け、
「そのうちに、広いところで自由に暮らせるようになるからね」 と話しかけながら背中やお腹を撫でてあげると、うっとりとした目でkiyomiさんを見つめ、
グルーッ、グルーッと鳴らす猫ちゃんたち。
Kiyomiさんのライフワークの一つになった猫の家。
このボランティア団体は、友人、エリーナを介して知りました。
ウクライナ人のピアニストである彼女は、シエナの男性と結婚しここシエナで生活をしていますが、決まって毎年6月には海の家で一家揃ってヴァカンスを過ごし、
その後、ウクライナで一人暮らすお母様のもとに2ヶ月帰省します。
「kiyomi、6月の中旬に一度シエナに戻るわ。
本当だったら、この期間は郊外にいるからコンサートの依頼を断るんだけど、今度ばかりは特別なのよ!
猫のボランティアからの依頼なの!断れないでしょ!」
とキラキラした目で微笑みかけるエリーナ。
コンサートは日曜の午後
「夜の営業までには戻るわね」
とパトリッツィオ伝えると、
「心配しないで、楽しんでおいで!」
と気持ちよく送りだしてくれました。
この日、司会と挨拶を務めるボランティアの会長は、
元ソプラノ歌手。彼女自らアリアを熱唱し、また音楽学校で指導する教え子はソプラノ歌手の難曲「椿姫」のe stranoを披露し、会場から拍手喝采を浴びました。
アクアボッラの夜の営業時間に間に合うよう、
後ろ髪を引かれながらもコンサートを途中で抜け出しましたが、この日のパンフレットはずっとコンピュータの横に置かれ、「待ってるから!」と誘いかけるよう。
ある日、何気なく足を運んでみたところ、
その翌日には責任者がわざわざアクアボッラに立ち寄り、kyomiさんに施設の合鍵を届けてくれました。
合鍵を渡されると同時に、メンバーとしての責任感をも譲渡されたような気分になり、今では全ての猫ちゃんの叔母さんになった気分で毎日を過ごしています。
さて、レストランの忙しさに追われていましたが、気がつくともう9月。
エリーナがもうすぐシエナに戻ってきます。
音沙汰していたレッスンを開始しなければ!
今、kiyomiさんが取り組むピアノ曲は以下のとおりです。
ラフマニノフ プレリュード Op.23-4
http://www.youtube.com/watch?v=7CjEk5_YLvg
ラフマニノフ エレジー
http://www.youtube.com/watch?v=2Fy4kSo7Xx8&feature=related
ベートーベン ピアノソナタ No.31 Op.110-3
http://www.youtube.com/watch?v=UJG8VqU8XNE&feature=related
いつかは、猫の家主宰のコンサートで演奏したい!
という夢を抱き、ピアノに向います。
最後に、おまけの映像はこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=0O9JdMyKDiM&feature=related
ボランティアに参加する友人エリーナ
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