ピーノ
今日は
ティティです。
今日もひょっこり、ピーノがランチに訪れました。
彼がテーブルに加わると、まるで大勢で食事をしているような賑わいが生まれます。
「今朝、スカートを履いてみてビックリしたの!ボタンがはまらないっていうか、ボタン穴の位置にボタンが届かないのよ。こ~んな距離」
Kiyomiさんは人差し指と親指をエル字に開いて見せます。
「40女の肉のつき方って思ったより凄いのね。
昔、平だったお腹がお尻のように丸くなって、
丸みのあったお尻は今では垂れて、昔のお腹みたいになってる」
「そうそう、そのうち、胸も垂れてくるぞ。
男だって深刻だ。
髪の毛が下がって(無くなって)、あご髭の部分まで垂れてくるからな」
真っ白なあご髭がたわわなピーノ。
その風貌は仙人のようです。
「今日、ガソリンスタンドで子供が俺の顔をジーッと見てるから、(チャオ!)って声かけたんだ。そしたらその子が、(おじちゃんって・・・・おじちゃんって・・・)て口ごもるから、(そうさ!おじちゃんはサンタクロースだ!)って返事したんだ。
(サンタクロースは赤い服じゃないの?)って言うから(夏はこんな格好さ。今、トナカイに草を食べさせてるところなんだ)って答えたら、(ふーん)って真面目に頷いてた。可愛いな、子供!」
ふと、ピーノの珈琲カップを見ると、ハエが浮かんでます。
「ダリオ、もう一つ珈琲入れてくれる?
ピーノのカップにハエが浮かんじゃってるわ」
すると、ピーノは「大丈夫、大丈夫」といって蠅を指先でつまみ出し、何事もなかったように珈琲を飲み干しました。
「ダリオー!蠅入り珈琲飲んじゃったから、消毒しなくちゃ。ウイスキーくれ~!」
ウイスキーの酔いが加わると下ネタ話に饒舌になる彼。
kiyomiさんはこの辺りで退散しましょ。
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