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2010年4月 9日 (金)

豊かなフリー生活

今日は

ティティです。

「郵便でーす。そうだ、君宛に小荷物が届いてたよ。
アパートに届けてあるからね」

いつもどおり、ランチの始まる頃に郵便配達がアクアボッラに立ち寄りkiyomiさんにメッセージを伝え足早にスクーターで立ち去りました。

「やったー!本が届いたわ!」

3月の中旬、文庫本を手に取りパラパラとページをめくってみますが、どれも一度読んでしまったコラムばかり。

2度、3度読み直しますが、流石に飽きてしまい、
巻末にある文庫の紹介に目を通すと、
どれも欲しくなってしまいました。

早速ネットで検索してみると、これらの本は何と
古本でも販売されているではないですか!

目録でチェックした9冊の本を全てオーダーし
その合計は送料込で1,500円。

折角、節約して手に入れた本。

送料も出来るだけ控えたく、実家からイタリアまで
書籍小包の安い料金で送ってもらいました。

到着した本の状態も新品同様。

2週間というデリバリ期間にも大満足です。

Kiyomiさんのお給料は月1000ユーロ。

そのうち、家賃が550ユーロで電話代が100ユーロです。

さらに、試飲会会場や町に出るための交通費など
必要経費や僅かな貯金を差し引くと
1日の生活は約800円という計算になります。

レストランの厨房以外に、ワインの仕事もしていますが、「ワイン関係の収入はkiyomiが貰ってもいいんじゃないの?」という人もいます。

しかし、ワインの仕事ができるのも、イタリアで労働許可証を取得し正規に雇用され、保険も適用されている身分でいられる基盤があってのこと。

企業では、利益を生む営業部が高給取りで、総務部はお給料が低い、ということがないのと同様、Kiyomiさんも、全ての収入はアクアボッラのものとして、月の給料は定額で受け取ります。

1000ユーロのお給料。

しかし、10年以上前、月4万円ほどかかってしまったこともある国際電話代は、今ではゼロ。

スカイプを通じて、実家の両親とビデオ付長電話を無料で楽しみます。

また、衝動的に買い求めていた音楽CDも今では不要。

毎日、インターネットラジオで素敵な音楽をフリーで楽しんでいます。

レストランで働いているので、飲食代もただ。

正規に雇用されているので保険が適用され、盲腸であろうが風邪であろうが、入院費、手術代、診察、薬代もただ。

そして、読みたい本までネットで古本を探せば格安ですんでしまう!

セーターの手洗いも意外と面白いし、ピアノの練習も夢中になると時間があっという間に過ぎてしまう。
お花を買い揃えるよりも、撒いた種の成長を観察するほうが感動が大きいことも分かった今日この頃。

金銭的には相当節約していることになりますが
内面は豊かなこの生活。

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