満席ランチ
今日は
ティティです。
イースター休暇の最終日、アクアボッラのランチは満席です。
「kiyomi、このグループ客には何を勧めればいいかな・・・」
「今朝、説明しながらメモ渡したでしょ。それを見て考えて頂戴」
「・・・結局、ミックスグリルはいくつ残ってるの?」
「も~、しょうがないわね~、ここから、このオーダーと、このグループ分を引いて・・・
あッ、玉葱が焦げちゃってるわよ、ったく~!
料理している時に話しかけないでくれる?
調子狂うじゃないの!」
打合せや準備を面倒臭がるパトリッツィオにムッとしていたkiyomiさん。
彼を冷たくつき放して困らせます。
暫く困った様子でメモと睨めっこしたパトリッツィオは、
気を取り戻してkiyomiさんに注文を読み上げます。
「パスタ、10人前。Kiyomiのお任せメニューで。
肉料理、10人前、kiyomiのお任せメニューで」
〈そうきたか・・・・〉
厨房もホールもボルテージが上がるままに動き回り、
スタッフ3人は16時に遅めのランチにありつきました。
「俺たちは偉い!」とパトリッツィオ。
「偉い、偉い!」
kiyomiさんも肉を頬張りながら、相槌を打ちます。
「全員、満足気に帰っていったよね」とダリオ君。
「最初、リカルドは不機嫌だったけどな」
というパトリッツィオの発言に、二人揃って「何で?」と問いかけます。
「そりゃそうだよ。注文したものと全然違うものばかり運ばれてくるんだからな。でも、最後は、美味しい、美味しいって大満足だ!」
・・・・・・・
このアドリブの才能は、kiyomiさんの辞書にはありません。
アリ型のkiyomiさんと、キリギリス型のパトリッツィオは喧嘩しながらも仲良くアクアボッラに同居してます。
| 固定リンク
« 復活際 | トップページ | 豊かなフリー生活 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント