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2010年2月23日 (火)

イタリアンショー

今日は

ティティです。

お馴染みのヴォラーレやボッチェッリなど、
イタリアの歌謡曲を世界に紹介するサンレモ音楽祭。
60周年を迎えた今年のショーが先日幕を閉じました。

・1958年大賞のヴォラーレ 
   http://www.youtube.com/watch?v=Z-DVi0ugelc&feature=related


・1994年新人賞を受賞したアンドレアボッチェッリ 

        http://www.youtube.com/watch?v=Pj3IIvrNWBY

この音楽祭では、イタリア国民の注目を集める故にアクシデントも起こりがち。

昨年は、舞台に突然ヌード女性が登場し、その後連行されるというハプニングがありましたが、ベテラン司会者の知己に富んだ演出でショーはスムースに進行します。

http://sognonuvole.blogspot.com/2009/02/foto-donna-nuda-sul-palco-sul-palco-del.html

さて今年のひと悶着の主役は王子。

第二次世界大戦後の国民投票により王制廃止が決定して共和制となると、かつてのイタリア王家であったサヴォイア家一族は国外追放を余儀なくされ2002年までイタリアに入国を禁じられました。

イタリア王国最後の国王ウンベルト2世を祖父に持つエマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア(通称、王子様)。

2003年にイタリアの地を初めて踏み、その後、バラエティ番組などに出演しますが、歌番組へのレギュラー出演をきっかけにこの音楽祭にも出場。
ベテラン歌手を差置いて3組のフィナリストに残ってしまったからさあ大変。

その様子はこちらから

http://www.youtube.com/watch?v=z_-qUA0vnMY&feature=player_embedded

女性司会者が10人の候補者を3人に絞るべく、落選の7組を読みあげると会場は騒然となります。

遂に王子様が最終選考に残ることが明らかになるや否や、会場はブーイングの嵐。

場内のジャーナリストも、「イ~ンチキ!イ~ンチキ!」と抗議の唱和を上げ、オーケストラも楽譜を丸めて投げるというなんともイタリアンな展開となりました。

しかし、イタリアの司会者は進行のプロ。

「オーケストラが楽譜を丸めて投げるなんて見たことないわ~!もー!・・・国民の電話投票で決められるんですもの。国民が権威者です!」

私情を表しながらも毅然と進行を続けます。

この手の抗議を表すイタリア人は、軽い怒りを感じると同時にどこか喜劇を楽しみたがっている。
そんな聴衆の期待に応えるべく、司会者は余裕をもってエンターテイメントへと運んでいくのがイタリアンショー。

定食に添えられるお新香のように、
イタリアではどんな感情バトルが展開されても
「もらい笑い」の箸休めがついてきます。

ひと悶着から一夜明け、インタビューに応じる王子様。

「歌手として歌うなんて一度だけのことです。もう歌わないから、皆さん安心してください」と
とても穏やか。

王子様の映像はこちらです(中央が王子様)

 http://www.youtube.com/watch?v=HI-DQNWgyLo&feature=related

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