Buon Anno!(新年、おめでとう!)
今日は
ティティです。
皆様、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞ、宜しくお願いいたします。
こちらイタリアは、日本より8時間遅れて新年を迎えました。
トスカーナに住むペルー人が一堂に集まり、
ラテンの曲で盛り上がっております。
イタリア人がラテン系だと思っていましたが、
ラテンの中にも層があるのですね。
茶目っ気たっぷりの彼らを見ていると、
イタリア人が真面目なお兄さんに思えます。
人懐っこそうな男性が気さくに話しかけてきます。
「君はどこから来たの?中国?」
「ん~、近い!日本よ」
「そうかい。僕のいとこのお嫁さんは日本人。
もう23年ペルーに住んでいるよ。日本料理店を開いて稼ぎがいいから、3人目の子供をこしらえたところさ!」
「そう!宜しく伝えてね」
また別のペルー人がパトリッツィオに話しかけてきます。
「俺は、ペルージャ人ペルー人。
イタニョーロ語を話します」
??? エッ?
イタリア語はイタリアーノ
スペイン語はスパニョーロ
まだイタリアに来て間もない故、2つの言葉がごっちゃになっていることをイタニョーロ語と自称し、
ヘンテコな造語で話しかけてきます。
分かったようで実は分かってないパトリッツィオ。
「それで?ペルーのどの辺りに住んでいるの?
山の方、海の方?」
「ノー・ノー 。(イタリア/ウンブリア州)
ペルージャの町に在住のペルー人さ」
ダリオ君に興味を示した男性は、
「おいでよ、ペルーの女の子を紹介してあげる」と誘いますが、「ノー、ノー」と慌てるダリオ君。
そんな光景に「ノー」と残念がるのはパトリッツィオとkiyomiさん。
今年こそはダリオ君に彼女ができることを願っているのです。
《頑張れ、ダリオ!》
さて、1階にあるお化粧室に向う女性は、皆、足を引きずっています。
「その(高い)かかとじゃ、辛いわよね」とkiyomiさん。
「そうなのよ、アイタタタ・・・。新しい靴なの。
でも、踊りだすと痛み忘れちゃうのうよね!」
さて、カウントダウンで盛り上がった後、会場に集まった彼らはパーティー主催者の男性に一箱の贈り物をしました。
箱の中身は沢山の医学書。
実は、彼の家族に難病で寝たきりの人がいて、
そんな家族のために働く彼を皆で励まします。
イタリアに移民を決めた彼ら一人一人の背景には、色々な事情があるのでしょう。
一生懸命働いたお金を祖国に送りながら、遠いイタリアでお正月を祝う彼らは明るくて、清々しいです。
特に、民族音楽に合わせて一同にステップを踏む彼らは、神秘的。
それにしても凄いパワー。
ディスコと化したアクアボッラ。
只今、朝の6時ですがこの熱気はやみそうにありません。
皆さん
今年も一生懸命生きては、パアーッと盛り上がりながら進んでいきましょう。
色々な体験で心を磨き、
そこから放たれる自らの光に誇りを持ちましょう。
2010年、
シエナより皆様の心身の健康をお祈りいたします。
今年も、アクアボッラを宜しくお願いいたします!