« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月

2010年1月30日 (土)

チャオ チャオ 日本

短い期間でしたが、日本の自宅にてたっぷり愛情を充電しました。

「ご飯だぞ~」 と呼びかけてもらうこと

「風邪の調子、どう?」と気にかけてもらい薬を買ってきてもらえること

「今晩、何が食べたい?」と可愛がってもらえること

お母さんと一緒に、テレビドラマを見て同じ箇所で笑いあうこと

お父さんに下手な台詞で心配してもらうこと

そして、本当はもっと一緒にいたいのに、近くにいたいのに、

「1年に2度くらい会えるといいわね」と控えめなコメントを口にするお母さんの言葉に涙を隠すこと

kiyomiがいなくなると、寂しいなあ」とお母さんにつぶやくお父さん

普通の生活で交わされる裸の感情と素朴な日常会話。

この状態にいったんピリオドを打ち、またイタリアに戻るのは辛いです。

イタリアでは、不便な思いをすることが多いから人に尋ね、悔しいと思うから勉強し、解決にたどり着く達成感が清々しくて余韻に浸って興奮し・・・

自分で起きて向っていく姿勢がないと当たり前の生活が送れません。

イタリアでの一人暮しには飢えがあるから、愛情が全体に染みこみます。

日本に帰省し、親から「与えられる」という柔らかな感覚の愛情を受け、ストレートに幸せを感じました。

イタリア生活のこぎ始めには力がいりますが、ペダルが回転しはじめれば、いつもの鮮明な生活風景が広がることでしょう。

新鮮な空気を吸いながら走行開始です!

| | コメント (0)

2010年1月26日 (火)

中国 その2

出張2日目

関係者が揃う会議室でワインのテイスティングです。

乾杯の音頭の前に、イタリア人の社長は〈待った!〉の合図。

「皆さん、乾杯の時はお互い見詰め合うのがイタリア流ですよ」

すると中国側の要人は身を乗り出し、大げさに目を見開いてイタリアの社長を見つめ、

「あなたが女性だったら・・・」 と一言。

するとイタリア人も「お互い様です・・・」
これ以上は開かぬくらい真丸くした瞳で見つめ返し、周囲を笑わせます。

「そろそろ昼食に移りましょう」との合図に従い、円卓テーブルの置かれた食堂へ移動。

要人の両隣にイタリア人が座り、kiyomiさんはその正面に位置します。

中国でのお酒の飲み方については聞いていたのですが、役所の方々と昼食をとることは知らされてなく、心の準備が出来ていません。

「丸いテーブルは珍しいですね?」

「その昔、中国では空は四角く、地球は丸いと考えられていました。食事をする際は皆平等。上座、下座がないのです。イタリアには丸いテーブルはないのですか?」 

「イタリアでは、食事は四角いテーブルを使いますが、円卓会議というものがあります」

「ほ~。中国では逆なのです。会議は四角いテーブルでなければなりません。上座がなければ、どなたが権威ある方なのか分からないですから」

中国人もイタリア人も好奇心旺盛。

些細な質問から、相手国の文化や歴史を学びます。

最初は気に留めなかったのですが、要人は15分おきくらいに、両席にいるイタリア人と乾杯を交わしています。

「それでは、カンペーイ!」

「カンペーイ!」 「カンペーイ!」

頻繁に交わされる乾杯に応じるイタリア人。

「乾杯の後は、ちゃんとワインを飲み干すのよ!」
と声をかけると、
「分かってる、分かってる」と答えるイタリア人。

不自然な笑顔が可笑しくて、kiyomiさんはまたケラケラ笑ってます。

昼食後、ワイナリーの視察でもテイスティングが続き、
その日の夕食も「カンペーイ!」が続きます。

翌日の朝、8時半にロビーに集合。

「20年ぶりだわ、この感覚。若い頃、無茶な飲み方をした翌日って、こんな感じだったの・・・」とkiyomiさんはゲッソリ。

2人のイタリア人も無表情ですが、そこに現れた中国の方はいたって元気。

「このようなペースでワインが飲まれることは、業界にとっていいことだ!」とイタリアの社長は大喜びです。

滞在中はお互いの目を見つめながらの「カンペーイ!」を繰り返し、お互いの友情を深めました。

「昨夜、パトリッツィオと電話で話したとき〈目を見つめる乾杯〉について聞いてみたど、彼も知らなかったみたいよ?」とkiyomiさんはイタリア人に尋ねると、

「パトリッツィオは焼きもちなんだよ! Kiyomiが他の男性と目を合わせて欲しくないからな~」とイタリア人特有の冗談で答えます。

冗談はさておき、乾杯の時に相手の目を見ないと、相手に7年間の不幸な性生活が訪れるとのこと。

今回も、沢山の人と出会いました。

「この人、いいな~」と思える人と一緒にいれることは幸せです。

kiyomiさんの内面を豊かに活性化してくれて、心の資産が増えていきます。

| | コメント (0)

2010年1月25日 (月)

中国 その1

中国での仕事を終えて、無事、日本に帰国したkiyomiさん。

暫く、「何も考えない、何もしない、ただ胃と心を満たすだけ」という贅沢なバカンス気分に浸っていたら、
風邪に目をつけられ寝て過ごす羽目に・・・

鼻が詰まって脳みそが鈍感ですが、
中国の感想を書き留めておきましょう。

イタリア人二人と共に中国のデパートを歩いていると、時折、中国人の青年が話しかけてきます。
北京の空港でも同じことが起こりました。

ちょっと驚き、同行している中国の方に尋ねると、

「彼らは英語を勉強しているのです。外人を見かけると試したくてしょうがないのです」とのこと。

到着翌日、ホテルの朝食時にジャスミンティーをオーダーしてみました。

「ジャスミンティー、プリーズ」

kiyomiさんを中国人だと思い込んでいた女性スタッフは英語を聞くと困惑し、近くの女性スタッフに助けを求めます。

二人を前にもう一度「ジャスミンティー、プリーズ」?

二人目の女性も困惑し3人目のスタッフが加わり、
4人目のスタッフが加わり

「ジャスミンティー プリーズ」??
「ジャスミンティー プリーズ」 ???

最終的に分かり合えた時は、クイズ番組で正解を出した女性陣チームのようにはしゃいで喜こびました。

それからというもの、ホテルの部屋にはジャスミンティーが置かれ、
翌日も、翌々日も、朝食バイキングのテーブルに着くと、彼女たちはスーッとジャスミンティーを運んでくれます。

しっかりとお客様の目を見ながら、笑顔でお辞儀をするスタッフたち。

そんな中国の人たちを見ながら、昔、日本で流行った「ガッツ!」という言葉を思い出しました。

「ガッツ!(当たってけ!)」

どこか田舎臭い響き。

だからこそ、農耕民族出身の私たちにとって、懐かしくも感じられるこの台詞。

都会を目指した日本人は都会人へ。
そして国際社会に生きる国際人へと変わっていきました。

社会にスマートに適応しようと、本来の自分らしさを隠し周囲の様子を観察しますが、他人の行動に過敏になりすぎるあまり、摩擦から生じた乱気流の渦に巻き込まれ、自分のアイデンティティが飛ばされそうになっている人もいるのではないでしょうか?

国際社会、新入生の中国人から感じたガッツ、
それはどことなく懐かしい昭和の匂いでした。

| | コメント (0)

2010年1月15日 (金)

行ってきま-す

今日は

ティティです。

Kiyomiさんは2週間ほどシエナを離れます。

次回のブログは、ネットが使える環境からお届けしますね。

アクアボッラにいるティティちゃんは、パトリッツィオが面倒を見ることに。

そして、自宅にいる桃太郎君のシッターさんは、大家のアンナさんです。

万が一、倉庫に入り込んでも大丈夫なように、
倉庫の中にも、カリカリとお水を置かせてもらいます。

今回は、ローマから北京を経由してYANTAIという都市に滞在。その後日本を経由して1月31日にシエナに戻ってきます。

CIAO CIAO シエナ!

| | コメント (0)

2010年1月13日 (水)

ハチ公物語

久々、大泣きしました。

日本映画の「ハチ公物語」はユーチューブで全て観れます。

全部で11巻。

まずは、こちらをクリックしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=ylpP6JT4Qwo&feature=related

| | コメント (0)

外国人女性同盟

今日は

ティティです。

今日は定休日。

午前中にエリーナを訪れます。

「いよいよ出発ね、kiyomi。心境はどう?」

「そうね、正直いって落着かないのよ。私の不在中に猫ちゃんは大丈夫かしら?って不安がよぎるわ。でも、2週間後の日本離陸の際には、家族とまた暫く会えないことが悲しくて、成田で泣きはらすのが何時ものパターン」

「分かる、分かる。私も母を訪ねてウクライナに戻るときは、シエナの家のことが気になるし、ウクライナを離れる時はとても悲しいわ」

「若いうちだけかしら?身も心も軽やかに旅行できるの?」

ピアノのレッスン中、いつものようにお喋りに更け、暫しの別れを惜しみます。

その後、パトリッツィオとダリオ君と落ち合い、アンナの家でランチをご馳走になりました。

国立エノテカ・イタリアーナで秘書を務める彼女はスペイン人。

離婚した後、身内のいないシエナで女手一人サラちゃんを育てますが、そんな彼女も23歳になりました。

大学に通い、車の免許を取り、アルバイトで稼いだお金を生活費に当てるようになったお陰で50歳のアンナは自分の時間を楽しみます。

最近見た映画や催し物の感想、昨年卒業したお料理コース、これからチャレンジしてみたいこと等など、生き生きと語りますが2年前に他界したお母様の話に触れると、最近ようやく立ち直れたものの目頭が真っ赤になります。

「今日のパエリアね、母のレシピなの。お料理コースでいくらプロから料理を学んでも、このレシピは特別よ。だって、お料理の中に母が生きているんですもの」

その後サラちゃんの彼も訪れ、彼が出題するクイズに盛り上がりながら日没を迎えました。

帰りの車の中、
「アンナは生活を謳歌するのが上手ね」というkiyomiさんに対し、

kiyomiは昔のアンナを知らないからね」とパトリッツィオ。

人生、色々です。

外国で暮らす女性たち。

身分証明書が持て公に病院に通えること、暖房のあるアパートに住めること、仕事が出来ること、イタリア人に受け入れられること・・・・

当たり前と思えることにも一苦労がいりますが、それ故、手に入れた環境への満足度が高く、助けてくれるイタリア人や両親への感謝の気持ちを抱き、意見がポジティブです。

そんな外国人女性同盟を感じられた定休日、kiyomiさんはご機嫌です。

| | コメント (0)

2010年1月11日 (月)

生き方のヒント

今日は

ティティです。

「オイ オ-イ」

「オイ オ-イ」

パトリッツィオ、シルビアちゃん、ダリオ君、そしてkiyomiさんの4人はティッシュで鼻をかみながら、感情におぼれで言葉がでません。

リチャードギア主演の映画「ハチ公」を観終わった4人は目が真っ赤。

溢れ出る涙をぬぐい続け、鼻詰まりの状態が続いたパトリッツィオは酸欠でドット疲れています。

猫派のkiyomiさんですが、流石に犬に惚れました。

 こちらをクリックしてください
http://www.youtube.com/watch?v=jNyyfcF6qjA&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=P3s11acb7Z8&feature=related

忠犬ハチ公の瞳は、嬉しい、悲しい、退屈、不安、安堵、そして何よりも愛情表現をストレートに映し出し、嘘のない世界に4人の心は洗浄されます。

私達人間は、もっとストレートに感情を表現しながら生きたほうが幸せを感じられるのではないでしょうか?

元気であることや、功績を主張したがりすぎるから、どこか人間関係がつまらなくなるのかもしれません。

キャリアを重ねた著者のお作法や品格の本も参考になりますが、対人マナーに神経を費やしすぎると、人間のコミュニケーションもどことなく大人講座のよう。

スマートな人ほど得点が高いですが、それは幸せと比例しているわけではありません。

2010年、犬から生き方を学びスタートです!

| | コメント (0)

2010年1月 8日 (金)

イタリアンカフェはオープンに

今日は

ティティです。

最近アクアボッラによく訪れるアレッツォ出身のイタリア人男性。

軽めのランチを済ませると、カウンターで珈琲とグラッパを片手にパトリッツィオにあれこれと仕事の愚痴をこぼし、スッキリ帰っていくのが彼のパターンです。

甲高く流れる彼の話し声がふと下がりました。

「・・・知らないね。噛まれるよ」

パトリッツィオの声が微かに聞こえたかと思うと、この男性はKiyomiさんが寛ぐ小部屋にひょっこりと現れます。

「君、日本人でしょ。
僕に日本人女性、紹介してくれないかな~?」

この手のアプローチには猫パンチを食らわせるkiyomiさんですが、お客ということもあり言葉を選びます。

「全くも~、イタリア男ね!
アニマ(魂) リーベラ (自由奔放)!」

「エッ?」

Kiyomiさんの日本語節イタリア語が上手く聞き取れない彼。

アニマーレ(野獣) リーベラ(自由奔放)って言ったんだよ」

パトリッツィオがいつものウイットを効かせながら、口を挟みます。

「ああ・・・」

ターゲット違いと分かった彼はこの妄想から退散。

一方、パトリッツィオの悪友、ピーノとガブリエーレのテーブルでも女性の話題。

「ネットをしている俺に、‘アモーレ~(あなた~)’って呼びかけるから振り返ると、
赤いブラジャーに赤いタンガー。
あの、紐のパンツ!お前だったらどうするよ!?」

「逃げるね」とガブリエーレ。

「そうだろ!俺もコンピュータに向って逃げたよ!
なんていうかな、セクシーカバって感じなんだ!」
とピーノはまだ興奮気味。

「それだったら、ユーチューブに投稿したら?」
とパトリッツィオ。

言いたい放題です。

一方、若い女性の間では

〈どの男性のお尻の形が好きか?〉
みたいな話でよく盛り上がります。

この手の話題は、イタリアでは日常会話。

イタリアンカフェはお茶目テイストにオープンです。

| | コメント (0)

2010年1月 6日 (水)

ヴェファーナの祝日

今日は

ティティです。

1月6日はヴェファーナの祝日。

魔女のお婆さんが、
1年、お利口に過ごした子供たちにお菓子を配り、
悪い子には木炭を届けるというしきたりがあります。

イタリアでは、
クリスマスのプレゼントは、もみの木の下に置かれ、
ヴェファーナのお菓子は、枕もとに置かれた靴下の中に置かれます。

日本では、この両方のイメージが一緒になっていますね。

さて、子供心を抱いた大人の皆様にも、しっかりとプレゼントを用意してますよ!

こちらをクリックしてください

http://www.youtube.com/watch?v=8G523jOLrZE

(内容)
映画「AMICI MIEI」より

観光客で賑わうピサの斜塔に突然、オレンジ色の作業服を着た〈タワー救助隊〉が現れます。

「皆さん、塔から離れてください」

「指令です!パニックせずに、お静かに塔から降りてください!」

「5人一組になって、木を運んでください!」

「一刻一刻が大事ですよ!」

「世界文化財を皆さんで救いましょう!」

観光客総出で作業を進める中、
サイレン音と共に車に乗り込む作業員。

「どこに行くんですか!?」という観光客の問いかけに、

「ボローニャだよ!アシネッリの塔も傾いているんだ!」と去っていく、なんともイタリアらしいコミカルなシーンです。

| | コメント (0)

2010年1月 3日 (日)

お初の挑戦

今日は

ティティです。

皆様、お正月はのんびりと過ごせましたか?

こちらアクアボッラは、クリスマスから忙しい日々が続きましたがようやく本日で一段落。

皆、身体に陽性の疲れを伴いながらも
気持ちは生き生き元気です。

さて、厨房で忙しく過ごしたkiyomiさんは、
気づくと大変なことに!

仕事中に運動で消費するカロリーより、
調理中の試食カロリーのほうが高いことに加え、

「あー、終わった~!ビール、ビール!」
と生ハムやチーズに手を伸ばし続けた結果、
ちょっと面倒なことになりました。

2週間後には中国への出張が控えています。

同行するイタリアのワイナリーの社長さんと海外担当者はバリッとスーツで決めてくるはず。

Kiyomiさんもスーツ着用です。

今朝、勇気を出してズボンをはいてみると・・・

ピチピチ!

まるでスパッツのよう。

これでは、笑ったり、クシャミしたりしたら
ボタンがパチーンとはじけ飛んでしまう。

ジャケットのボタンもはまるのですが、
何だか、汗噴きながらがんばっているみたい。

ということで、緊急、生活改善習慣に突入します。

ダイエットのストレスで、贅肉より笑顔がそぎ落ちてしまうようなら、新しく服を買いましょう!

今年最初の挑戦です!

| | コメント (0)

2010年1月 1日 (金)

新年!

Buon Anno!(新年、おめでとう!)

今日は

ティティです。

皆様、明けましておめでとうございます!

今年もどうぞ、宜しくお願いいたします。

こちらイタリアは、日本より8時間遅れて新年を迎えました。

トスカーナに住むペルー人が一堂に集まり、
ラテンの曲で盛り上がっております。

イタリア人がラテン系だと思っていましたが、
ラテンの中にも層があるのですね。

茶目っ気たっぷりの彼らを見ていると、
イタリア人が真面目なお兄さんに思えます。

人懐っこそうな男性が気さくに話しかけてきます。

「君はどこから来たの?中国?」

「ん~、近い!日本よ」

「そうかい。僕のいとこのお嫁さんは日本人。
もう23年ペルーに住んでいるよ。日本料理店を開いて稼ぎがいいから、3人目の子供をこしらえたところさ!」

「そう!宜しく伝えてね」

また別のペルー人がパトリッツィオに話しかけてきます。

「俺は、ペルージャ人ペルー人。
イタニョーロ語を話します」

??? エッ?

イタリア語はイタリアーノ
スペイン語はスパニョーロ

まだイタリアに来て間もない故、2つの言葉がごっちゃになっていることをイタニョーロ語と自称し、
ヘンテコな造語で話しかけてきます。

分かったようで実は分かってないパトリッツィオ。

「それで?ペルーのどの辺りに住んでいるの?
山の方、海の方?」

「ノー・ノー 。(イタリア/ウンブリア州)
ペルージャの町に在住のペルー人さ」

ダリオ君に興味を示した男性は、
「おいでよ、ペルーの女の子を紹介してあげる」と誘いますが、「ノー、ノー」と慌てるダリオ君。

そんな光景に「ノー」と残念がるのはパトリッツィオとkiyomiさん。

今年こそはダリオ君に彼女ができることを願っているのです。

《頑張れ、ダリオ!》

さて、1階にあるお化粧室に向う女性は、皆、足を引きずっています。

「その(高い)かかとじゃ、辛いわよね」kiyomiさん。

「そうなのよ、アイタタタ・・・。新しい靴なの。
でも、踊りだすと痛み忘れちゃうのうよね!」

さて、カウントダウンで盛り上がった後、会場に集まった彼らはパーティー主催者の男性に一箱の贈り物をしました。

箱の中身は沢山の医学書。

実は、彼の家族に難病で寝たきりの人がいて、
そんな家族のために働く彼を皆で励まします。

イタリアに移民を決めた彼ら一人一人の背景には、色々な事情があるのでしょう。

一生懸命働いたお金を祖国に送りながら、遠いイタリアでお正月を祝う彼らは明るくて、清々しいです。

特に、民族音楽に合わせて一同にステップを踏む彼らは、神秘的。

それにしても凄いパワー。

ディスコと化したアクアボッラ。
只今、朝の6時ですがこの熱気はやみそうにありません。

皆さん
今年も一生懸命生きては、パアーッと盛り上がりながら進んでいきましょう。

色々な体験で心を磨き、
そこから放たれる自らの光に誇りを持ちましょう。

2010年、
シエナより皆様の心身の健康をお祈りいたします。

今年も、アクアボッラを宜しくお願いいたします!

| | コメント (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »