イタリアンカフェはオープンに
今日は
ティティです。
最近アクアボッラによく訪れるアレッツォ出身のイタリア人男性。
軽めのランチを済ませると、カウンターで珈琲とグラッパを片手にパトリッツィオにあれこれと仕事の愚痴をこぼし、スッキリ帰っていくのが彼のパターンです。
甲高く流れる彼の話し声がふと下がりました。
「・・・知らないね。噛まれるよ」
パトリッツィオの声が微かに聞こえたかと思うと、この男性はKiyomiさんが寛ぐ小部屋にひょっこりと現れます。
「君、日本人でしょ。
僕に日本人女性、紹介してくれないかな~?」
この手のアプローチには猫パンチを食らわせるkiyomiさんですが、お客ということもあり言葉を選びます。
「全くも~、イタリア男ね!
アニマ(魂) リーベラ (自由奔放)!」
「エッ?」
Kiyomiさんの日本語節イタリア語が上手く聞き取れない彼。
「アニマーレ(野獣) リーベラ(自由奔放)って言ったんだよ」
パトリッツィオがいつものウイットを効かせながら、口を挟みます。
「ああ・・・」
ターゲット違いと分かった彼はこの妄想から退散。
一方、パトリッツィオの悪友、ピーノとガブリエーレのテーブルでも女性の話題。
「ネットをしている俺に、‘アモーレ~(あなた~)’って呼びかけるから振り返ると、
赤いブラジャーに赤いタンガー。
あの、紐のパンツ!お前だったらどうするよ!?」
「逃げるね」とガブリエーレ。
「そうだろ!俺もコンピュータに向って逃げたよ!
なんていうかな、セクシーカバって感じなんだ!」
とピーノはまだ興奮気味。
「それだったら、ユーチューブに投稿したら?」
とパトリッツィオ。
言いたい放題です。
一方、若い女性の間では
〈どの男性のお尻の形が好きか?〉
みたいな話でよく盛り上がります。
この手の話題は、イタリアでは日常会話。
イタリアンカフェはお茶目テイストにオープンです。
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