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2009年12月 1日 (火)

日本人観光客

今日は

ティティです。

11月17日付けのブログに続き、
今回もパトリッツィオのコメントをご紹介します。

イタリア人から見た日本人観光客への率直な感想をどうぞ

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シエナの街に日本人観光客グループの姿が定着したのは90年代です。

1時間でワインテイスティング、またはランチを済ませ、30分でカンポ広場に辿り着き、続いて30分の大聖堂見学へ・・・
日傘を片手にしたご婦人達はガイドに従い足早に街を駆け渡ります。

1000年の歴史を持つ街並みを2時間15分という記録的なスピードで駆け抜け、バス停からフィレンツェもしくはローマを目掛ける日本人観光客。

私達イタリア人にとって、バカンスとは、ノンビリと何もせずに過ごすこと、諺にもあるように、
A tavola non sinvecchia mai
《食事の間は年をとらない/食事の時間こそ人生最良の時》のごとくたっぷりと食事を楽しむこと、
そして気楽な読書、考古学、史跡巡りなどなど、ゆったりと時を過ごすという理解があるゆえに、日本の皆様の行動はとても印象的でした。

《地球の裏側から訪れたこの人達は、何故に全てのものをカメラに収めようと必死に歩くのか?》

恐らく、経済大国の成功の秘訣はここにあるのだろうか?

目的を達成するためには、努力を惜しまず犠牲を払う・・・・(続く)

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