« ブルスケッタしましょう! | トップページ | 郷に入ればイタリアに従え »

2009年11月17日 (火)

SA-YO-NA-RA

今日は

ティティです。

紅葉の深まりと共に、
赤ワインを愛でる季節となりましたね。

今日はアクアボッラのオーナー、パトリッツィオが皆さんの乾杯の音頭をとりますが、その前に乾杯にちなんだ彼の体験話をご紹介しましょう。

以下、彼の語りです。

90年代の初め、
シエナに日本人観光客が訪れはじめました。

どういう訳か50-60歳とみられるご婦人で構成されたグループです。

当時、国立エノテカ・イタリアーナにソムリエとして勤める私は、簡単なテイスティングをもって皆様を受け入れる役目を任されていました。

当然のことながら、日本、ましてや日本語の知識は無しに等しい。

しかし、そんな私ですら明らかに日本語であると分かっていた魅力的な言葉、
SA-YO-NA-RA に頼ることにしました。

当時イタリアでは、
イタリア語の〈チャオ〉という挨拶が出会いと別れに使われるように、SA-YO-NA-RAにも両方の挨拶の意味があると思い込まれていたのです。

到着するご婦人たちに深々と頭をさげ
SA-YO-NA-RA とお迎えすると、
口に手を当ててクスクスと笑い出す方がいらっしゃる。

気分が解れたところで、ワインのテイスティングへと流れます。

グラスを掲げ、ご婦人を見渡しながら、
「チン チ~ン!(乾杯)」と唱えると、またご婦人はクスクスと笑い出す。

〈笑いのツボが分からない不思議な国民だ?〉と思い続けていたものです。

さて、それでは皆さんの健康を祝して「KA-N-PA~I

283_small

|

« ブルスケッタしましょう! | トップページ | 郷に入ればイタリアに従え »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。