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2009年11月11日 (水)

40代、大人のお稽古

048 今日は

ティティです。


定休日の朝、今日のお天気同様、kiyomiさんの思考も愚図つき模様。


《家にいたら?のんびりと溜まっている仕事を片付けるべきよ。外は雨だし・・・》

と論理的な左脳のささやきが頭を覆いますが、

《ここで息を抜かないと!仕事のために生きているモードに入ってるわよ!》

右脳の鮮明な声が流れ込み、ピアノのレッスンに向うことにしました。

講師のエリーナに電話をかけ、バスに乗り込みます。

一通りの曲を弾き終え、練習のポイントを確認するkiyomiさん。

「コントロールの意識を脱ぎ捨てて、感情に溺れて弾けるようになりたいわ!」

「そうね、感情に身を任せても、基礎がしっかりとしていたらタッチは崩れない、そうしたら奏者も聴衆も楽しめるわね」とエリーナ。

「それからねエリーナ、今、ベートーベンのソナタをおさらいしてるのよ。今度はスピードを上げて、ダイナミズムを楽しんでいるの。興奮気味にピアノをタッチする自分は、まるで指揮者のよう。ズービン・メーターみたいなね。彼は、音楽を指揮しているっていうよりも、軍隊を感じさせるでしょ!実はね、若き頃のズービン・メーターと昔のピアノの先生がどことなく似てるのよ。憧れてたの!」

Kiyomiさんの告白に反応して、エリーナが身を乗り出します。

「私も、憧れている先生、いたわ!」

同意してくれる女友達にスッカリ気分がよくなり、kiyomiさんのお喋りが続きます。

「漫画の主人公のように乙女チックだった時代、それとは対称的な男性に憧れていたのよ。ロマンスを微塵にも表に出さない思慮深くて偏屈にも男性的な先生。だから、現実は知っちゃダメね!」

「分かる、分かる!」とエリーナ。

「そうなのよ。本当はケチかもしれないし、ナルシストかもしれないし、現実は知りたくないわ。自分にはない魅力を持つ相手を想って憧れを抱くのは楽しいもの」

ウクライナ人のエリーナと日本人のkiyomiさん。

どことなくタイプの似たこの二人、本当は家猫のようにぬくぬくとした生活を送りたいタイプなのですが、現場はイタリア。

故郷の親に寄せる心情、文化の違い、昔の思い出、最近読んだ本から学ぶこと、等など・・・

まるで、女子高生のお喋りのように話題は絶えず、今日のレッスンも、お喋りの時間が幅を占めましたが、そんなお喋りが音楽にスピリチュアルを与えてくれる不思議なレッスン。

40代からのお稽古は楽しいです!

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