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2009年10月10日 (土)

ウイルス駆除

今日は

ティティです。

「今度、一度診てもらうことにした」

商工会議所主催の定期健診から戻ってきたパトリッツィオから意外な報告を受けるkiyomiさん。

「心療内科ね~・・・自分は鬱だ、という自己暗示からナイーブになっていかなければいいけど・・・安静が必要だとか言われて、益々甘えていかないでよね~!」

ここ最近になって益々明るく外交的になってきた彼ですが、一昔前の積極性に比べると意気消沈している彼。

この得体の知れない鉛色の空気を払拭していこう、という決心は大きな一歩です。

ストレスという塵が蔓延する時代、ピュアで繊細な精神を持つ人がウイルスに感染し、精神的な病にかかるのはごく当たり前の現象ですね。

Kiyomiさんも、20代半ばの頃は精神科に通っていました。

「今日はこんな夢を見たのよ」

時折、お昼時には夢の話題がもちあがります。

「銃で背中を撃たれちゃったの。でも、生きているのよ。次のシーンでは中学校時代に憧れていた同級生の男の子と映画館に行くの!彼の肩にちょこんと寄りそって、ドキドキしちゃった!」

と嬉しそうにお喋りを続けるkiyomiさん。

kiyomiは、銃で撃たれた夢や、生き延びようと教室から逃げ出す夢を見たとか語るけど、そんな夢に俺が登場しないのは、俺なんて頼れない、と潜在的に思っている証拠だよな。ごめんね。でも、今度危険な目に遭ったときはすぐに飛んでいくから!」

なんだか目頭が熱くなります。

鬱病の原因が、現代社会の環境が生み出す塵だとしたら、彼と長い時間を共有するkiyomiさんにとっても他人事ではありません。

一緒になって掃除に取り組まねば。

「昨日、家に帰ってからもパソコンに向き合って色々な仕事をこなしたのよ!忙しくて参っちゃう」

「こんな人からメール頂いたのよ!」「のんびりしてられないの」・・・・

都会の地下鉄のように、あちらこちらに張り巡らされたネットワークに便乗し、経済活動の軸を中心に動き回ること。

そんな価値観から人までを計り、「あの人は凄い」「あの人は停滞している」などと差別化している傲慢な態度は、まさしくスピード競社会の塵。

階段を下りる途中、パトリッツィオの声が聞こえました。

「誰と話しているの?」

「ティティと話しているんだ」

ゴミ箱の周りを執拗に嗅ぎまわるティティを追い払い、その陰に隠れている小さなトカゲを救出しています。

「ほらっ、こっちだよ、そうそう、こっちだ・・・お前さんの尻尾はなんて長くて綺麗なんだ、オ~!」

やっとトカゲを外に誘導した彼。

Kiyomiさんの中に知らず知らずにたまった傲慢の塵を掃除したら、彼のように日常の些細なことに目を向けた優しい時間を過ごせるのでしょう。

そうしたら、彼が抱える心の鉛も軽くなっていくような気がします。

さて、今日もアクアボッラに出勤です。

「パトリッツィオに乾杯!」

kiyomiに乾杯!」

ランチには、お互いを祝福して一日をスタートさせましょう!

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