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2009年8月13日 (木)

2009年 葡萄の収穫スタート

055 皆さん、お元気ですか?

バッカスです。

そろそろ今年の葡萄の出来が気になる季節となりました。

これから収穫までの天候が葡萄の質に大きく影響します。

よって、今年の葡萄の出来を報告するには少々早いのですが、

イタリアの新聞【CORRIERE NAZIONELE】に掲載された記事をもとに、皆様に途中経過を御伝えいたします。

8月9日(日) CORRIERE NAZIONELE紙より

収穫スタート

多雨そして7月の猛暑を受け、2009年、早めの収穫シーズンを迎える

シチリアでは早くもシャルドネの収穫がスタート

「世紀のヴィンテージになるでしょう、各関係者が述べるようにね」

ピエモンテ州出身の農学士フェデリコ クルタツ氏Federico Curtazこれから収穫に向け、まだ葡萄畑に何が起こるか分からない段階であるにも関わらず、早くも関係者たちが口にするコメントを軽く皮肉る。

7月下旬から8月上旬にかけて、それぞれの葡萄品種ごとに、黄色、もしくはすみれ色へと葡萄の粒が色づく着色(invaiatura)が始まった。

これから今年の葡萄の質が問われる段階へと進む。

「高温とまとまった降水量のお陰で、例年より早く成熟しています」

元アンジェロガイアの畑を担当し、今も尚、ピエモンテ、トスカーナ、ウンブリア、シチリアの著名なワイナリーの農学コンサルタントを努めるクルタツ氏は語り続ける。

「シチリアではまずますのアルコール分を備えたシャルドネ種の収穫が始まっています。

トレンティーノの大手ワイナリーにおいては、8月中旬よりスプマンテ用の葡萄の収穫が始まるでしょう。また、ピエモンテ州でも例年より早く収穫を迎えますが、オイディウム菌の被害を受けたモスカートだけは少々遅を見せているところもあります。しかし、例年に比べたら、この遅れはそう目だったものではありません。

現状において、キャンティクラッシコとその周辺(トスカーナ州)が若干遅れぎみです。

イタリア全土において、高温と多雨のお陰で、平均的に1週間ほど葡萄の成熟が促進しています」

ここまでポジティブな見解が続くが、不安要素も指摘する

「今後、悪天候による大雨の被害だけが心配です。葡萄の成熟に歯止めをかけることになるでしょう。
しかし、8月の下旬にかけて気温が下がる分には問題ありません」

クルタツ氏同様、シチリアからトスカーナ州、ウンブリア州、マルケ州において有名ワイナリーの醸造を勤めるランディ(Landi)氏はこう語る。

「シチリアでいうならば、エトナ島が若干の遅れを見せていますね。

これから気温が著しく上昇しなければ、8月の下旬から9月の上旬にかけてイタリア全体に渡り収穫が始まるでしょう。今の葡萄の状態からワインを推測するとすれば、あまり凝縮しすぎることなく、素晴らしい酸味を伴ったバランスのよいワインが期待できるでしょう。

7月下旬、水不足に陥ることなく葡萄の粒は大きく育ってます。高品質なワインを求める造り手は、既に、大きめの葡萄の房を取り除くという剪定作業をしています。アブルッツォ(モンテプルチャーノ種)とマルケ州は特に、早めの収穫を迎えそうです」

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