わざと、こうして見せてくれるんです!

シエナの旧市街地に向かう長いエスカレータを上っていると、白い壁が剥がれ、レンガがむき出しになっている部分がある。

このレンガ部分は、
1200年代からあるシエナの城壁の一部。


表面はレンガが積み木のように配置されているが
面と面の間(空洞の部分)は、レンガや石、銅など
色々な材料で埋められている。


エスカレータで、中世の城壁の構造を見せてくれるなんて、なかなか、面白いアイデア!

1_20240410063401

2_20240410063401

3_20240410063501

4_20240410063501

|

もう少しだけ、お花見気分

まるで、指揮者が指揮棒を振り落としたかのように
サクランボの花が、パッと咲き始めた。

アーモンドやスモモの花は散り始めたけど、
桜と同じバラ科サクラ属の花をもう少し鑑賞できることは何とも嬉しい!

ケシの花、カラー、藤の花、チューリップ、スミレ等など、
色とりどりの花が咲き誇っている中、
桜に似た花を見ると、つい
「あっ!咲いている!」と心を寄せてしまう。

桜に寄せる気持ちから、
日本人のDNAを感じる今日この頃です。

20240408_072846 

|

TOKYO LOVE STORY

シエナのメイン通りにある書店に、
「TOKYO LOVE STORY」という新刊が並んでいた。

いつもは、日本人作家の翻訳された本が並ぶけど
この本の著者は、日本人ではない。

早速、作者のYasmin Shakaramiさんを調べてみると、
以下のような情報が見つかった。

ヤスミン・シャカラミさんは、1991年ミュンヘン生まれのハンガリーとイラン人のハーフ。

学校卒業後、東京に移り住む。

2011年3月の東日本大震災を経験し、
普段は高度に組織化されている大都市が大混乱に陥るとはどういうことか?を身をもって体験。

後に、ミュンヘンで哲学と倫理学を学び、
修士号を所得した後、
バンクーバーにドイツ語、ドイツ文学、
ドイツ哲学の学校を設立。

ミュンヘンに戻り、2021年度、
ミュンヘン文学奨学金を受賞。

「東京の雨」は彼女の処女作。

なるほど・・・

「TOKYO LOVE STORY」の物語には、
大災害が東京を破壊するシーンがあり、
荒廃した大都会で、主人公のマルは愛するケンタロウを必死に探す・・・とある。

もはや日本は、日本人だけの発信にとどまらず、
外国人の方も発信しているんですね!

20240408_091841

20240408_091858

|

2024年4月 7日 (日)

春の味覚 ご注文ありがとうございました!

|

イタリアで生きるには趣味を持つ事が大事

教会のコンサートに参加した。

ピアニストは、エリーナだけど、
彼女は歌も歌うので、彼女が歌う時は、
私が彼女の伴奏を務める。

聴衆の殆どは高齢のシスター。

歌を聴く様子から
彼女たちの子供のような純真さを垣間見た。

あるシスターは、手と手を合わせ
神様に祈るように聴いている。

あるシスターは、両手で拳を握り、
音楽の抑揚に合わせて、

感情の赴くままに、拳で膝を叩いている。

一緒に口ずさむシスターも沢山いる。

会が終わると、何人ものシスターが笑顔でやってきて、「今日は本当に楽しかった!ありがとう!」と言ってくれた。

その笑顔は、おとぎ話に出てくる優しくて善良なおばあさんのそれだった。

私は今、仕事がとても忙しく、
この日も、ギリギリまで家で仕事をしていた。

「こんな事、引き受けなければ良かった・・・
 もっと、仕事に集中したいのに」

とブツブツ言いながら、曇った気持ちで教会に行った。

しかし、コンサートを終えてみると、
ガラッと私の気持ちが変わっていた。

お金の為の仕事。

コニュニティーの為の音楽。

後者はお金にはならないけど、
損得勘定、利害関係が全くない、
そして、「誰が上手か?」という比較もない、ただ、気持ちよさと感謝の調和が流れる空間。

シエナでは、人と会う時、
仕事の名刺は全く意味を持たない。

でも、「私は〇〇が出来ます」「私は〇〇が好きです」という自分の世界観は、とても意味を持つ。

イタリアがそういう傾向にあるかどうか?
分からないけど、

少なくとも、シエナでは、
プロや肩書、有名大学出身を問わず、
少しの技能やパッションがあれば、
社会に関われる機会が与えられます!

Whatsapp-image-20240406-at-174634

 

|

2024年4月 4日 (木)

シエナは塔の街

シエナの市庁舎には、
1338-1339年にアンブロージョ・ロレンツェッティが手掛けたフレスコ画『善政と悪政の寓意と効果』があります。

中世都市シエナのイメージを体現した絵の中には、
沢山の塔が描かれてますね!

実際、街を歩いてみると・・・

あるある!

見過ごしてしまいそうですが、
まるで隠し絵のように、あちこちに塔がある!

シエナにいらしたら、是非、
Cassatorre(塔のような外観を持つ中世の邸宅)を見つけてみてください!

1_20240404181701

2_20240404181701

3_20240404181801

20240402_110905

20240402_111047

塔に刻まれたアルファベット
どんな意味があるのでしょう?
いまだ、解読されていません。

20240402_111503

20240402_111525

20240402_112113
塔にはめ込まれたタイル。
上の段には、1224年に設立との記載が。
下の段には、1798年に修復された記載がある。

20240402_112404

|

春の力

私の家を通過するバスは少ない。

街から家に戻るバスを待っていたが、
やってきたバスは、
私の家の1km手前が終着地。

でも、日が延びた事だし、
あえて、そのバスに乗り、
終着地から歩いてみる事にした。

実際に歩いてみると、
バスの車窓からは味わえない、
自然の息吹がビシビシと感じられた!

線路わきに咲く野の花、
アスファルトを押しのけて咲いているケシの花、
深みある緑の絨毯の大地・・・

誰かが水を撒くわけでもなく、
誰かが剪定をするわけでもなく、

この時期、自然に力に圧倒されてしまう。

もうすぐ、アフリカからツバメたちも到着するでしょう。

考えてみたら、海を渡る彼らの飛行能力も凄い!

2_20240404181201

3_20240404181201

1_20240404181201

頑張ってね~、ツバメチャンたち!

|

2024年3月30日 (土)

2024年春 本物のオリーブオイル、値下げに挑みました!

まもなく4月。

また値上げの波が訪れるとか、
ある大手企業では、5月から納入分のオリーブオイルが23~64%アップとか、報道されています。

この波に逆らうように、
シエナから発送するオリーブオイル、
あえて値下に挑ませていただきました。

●トスカーナ州シエナ産 2023年秋搾り
 エキストラヴァージン オリーブオイル

・250ml 1,550円→1,500円
・500ml 2,430円→2,350円

お申込みは、4月3日(木)まで。

お便りをご希望の方は、ご連絡ください!

本物のオリーブオイルと共に、
体の細胞も喜ぶ美味しさを楽しみください!

3_20240330202401
2_20240330202401

4_20240330202401

1_20240330202401

|

2024年3月29日 (金)

日本人建築家への憧憬の念

数日前、私のパートナーMassimoは、
とある建築家の本の出版記念講演に参加した。

講演会で執筆者は、
日本人建築家の安藤忠雄氏の事を絶賛していたとのこと。

Massimoはどうしても安藤忠雄氏の事が知りたくなり、私たちはシエナの図書館を歩き回った。

「閲覧可能・持出禁止」の図書館もあったが、
幸い、貸出可能の図書館があり、目的の本を手にする事が出来た。

日本のアニメが世界に及ぼす影響力は知られているが、実は、日本人建築家も、イタリアでかなり注目されていると思う。

数年前、国際建築雑誌「CASABELLA」が主催したビデオ講演会では、「伊勢神宮」や「茶室」がテーマとして取り上げられ、日本人の思想、季節感と建築の関係なども語られていた。

今月の初め、建築界のノーベル賞とも言えるプリツカー賞を日本人建築家が受賞した事も、イタリア人から教えてもらった。

世界の建築家からみて、
日本の建築家はとても興味深いもの。

にもかかわらず、私ときたら
建築物よりも、そこに入居しているお店や食べ物、機能やサービスにしか触れてなかった事に気付かされる。

空港ひとつとっても、
「どこにコンビニがあるんだろう?」
なんて事が気になったりする。

灯台下暗し

イタリアにいながら、日本にいた時とは違った日本の味方を感じるようになった、今日この頃です。

1_20240329231901

2_20240329231901

4_20240329231901

5_20240329231901

3_20240329231901

20240329_130800

20240329_130725

20240329_130646

|

週末、映画でも観ませんか?

男たちの旅路「車輪の一歩」
山田太一脚本

 

|

«身近にいるHIRAYAMAさん